蕗狩軽便 図画模型工作部日記

ー シュレマル工房 覚え書き ー

スプリング稼働のモデルガン用ショットシェルをつくりました

なにげにショットガンフェチです。好みは単銃身の古めかしいタイプのハンドガンです。

銃身を折ってダミーの散弾薬莢を込め、狙いを定め、引き金を引いて発射。レバーを引いて銃身を折り、排莢する迄の一連の手順に痺れてしまいます。

でもやっぱり引き金を引いても弾が発射されないのは興醒めです。

エアソフトガンにもショットガンはありますが、基本的に銃把内のガスタンクを使用して射出する構造で小型のガンはありません。

一般的ではありませんが、ガスショットシェルと言ってシェル(薬莢)内にガスを充填するタイプもあって、これなら単純な構造の自作小型ハンドガンでも遊べそうですが、結構値が張る上に故障も多いようでもうひとつ食指が動きません。

何もサバゲやシューティングをしたいわけではなくて、弾が発射できればそれで良いので威力は問いません。

そこで蕗狩軽便図画工作部シュレマル工房は考え始めました。

スプリングを利用してなんとか単体で弾が発射できるショットシェルができないかなと、頭の中と紙の上でいろいろ検討。試行錯誤しているうちに、たまたまスプリング式の薬莢を使ったピストル玩具に行き当たりました。

この構造を真似てリデザインすれば、望みのスプリング式ショットシェルが出来るかも……

さっそくダミーのショットシェルを採寸し、てきとーにスケッチしててきとーに作図しててきとーにプリントアウトして何度もてきとーに試行錯誤しててきとーにつくり直しを重ねててきとーにオシャカの山をつくって、なんとかてきとーに格好がつきました。


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散弾ではなく一発弾です。ちょっと動作が不安定で暴発の危険がなきにしもあらずですが、結果オーライ。信管部を軽く叩くと弾が飛び出てくれます。弱いスプリングなので飛距離はせいぜい数メートルですがこれで十分。

さらに改造すれば複数のBB弾を発射することもできそうですが、そこまでのやる気が出てこないのが情け無いところです。

ということで、とりあえず希望通りのスプリング式ショットシェルが手に入ったので、フリーデータサイトで見つけたガスショットシェル用ハンドガンのデータを利用して好みのクラシックなハンドガンをつくってみようと思います。

ただ、そのフリーデータは、トリガーほかいくつかのパーツのデータが欠落していて、そのまま使えません。図面も公開されておらず、欠落部品を含め新たに設計しなおして格好をつけるには時間がかかりそうです。