蕗狩軽便図画模型工作部日記

ー シュレマル工房 覚え書き ー

バックマンGゲージハンドカー(手漕ぎトロッコ)のギヤ割れを修理しました

ぐちゃぐちゃで埃だらけの飾り棚の隅っこにバックマンGゲージのハンドカー(手漕ぎトロッコ)を押し込んでいたのを見つけました。

以前DCC化しようとして失敗しアナログに戻してもなぜか走らなかったのを思い出して通電してみました。

走りません。

車輪がぴくとも動きません。

何かが噛んでいるみたいでバックラッシュも感じられません。

ここで突然いらんことしいのスイッチが入り、やおらダイニングテーブルの上で分解を始めてしまいました。プラが劣化しているのでネジを緩めるのと同時にあちこち欠けたりヒビが入ったりします。

裏蓋を取ってギヤを見てもおかしいところはなさそうなのですが、ウォームギヤがウォームホイールに食い込んだように動きません。よくよく見たらウォームホイールに割れが入ってギヤの歯のピッチが広がりウォームギヤに噛み込んでいました。

切り欠きのある太い車軸に嵌め込まれている特殊な形状をしたギヤなので代用できそうな白POMギヤはありません。

なのでフレームを分解して車輪を外し割れたギヤを取り外します。切り欠きに対応した軸孔をてきとーに整形しブッシュの周りにてきとーに針金を巻き付けてきとーに締め上げて割れ目を閉じギヤの歯をなんとなくいい感じに整えます。

中空軸にも割れが入っていたのでこれもてきとーに針金を巻き付けててきとーに締め上げておきます。

元通り……というわけにはいかずてきとーに新しいビスやワッシャその他てきとーにつくったパーツを使っていい感じになるようてきとーに組み上げます。

レールに乗せて通電し、おじさんたちがかわりばんこにハンドバーを押してなんとなくいい感じで調子良く走るのを確認。

壊れたおもちゃ、もとい、模型の修復って結構楽しいです。