蕗狩軽便図画模型工作部日記

ー シュレマル工房 覚え書き ー

「消費型趣味」という言葉、分類があるのを初めて知りました

ネットを見ていて「消費型趣味」という言葉、分類があるのを初めて知りました。

趣味と言われるもののうち、映画鑑賞、スポーツ観戦、旅行、食べ歩き、読書、漫画、ゲーム、買い物などを言うようです。

対して、絵画、音楽(作曲?)、執筆、手芸、工作など創作活動的成分?が含まれるものは「生産型趣味」と言われますが、他に「インプット型」「アウトプット型」と言う分類法もあるようです。

楽器演奏やコーラス、ダンス、演劇、スポーツそのもの、それから切手やコイン、ミニカー、骨董品等のコレクションなどは、どう言う位置付け、分類になるのでしょうか。よくわかりません。

例として挙げられた「消費型趣味」でも、得られた知識や体験を記録整理しまとめて残したりSNSやブログで発信するなどすれば、生産型趣味、アウトプット型の趣味と言えるだろうと思いますし、そういうことをしている人も多いと思います。

「消費型趣味」と「生産型趣味」、「インプット型」「アウトプット型」どちらが良いとか優れているとか偉いとか有用だとか、そう言うのはどうでも良い話ですが、その趣味の楽しみ方や、楽しんでいる人に特徴的な傾向がある気がします。

どっちかというと「消費型趣味」の人達の方が社会性が高くコミュニケーションにも長けた陽性の人が多く、その趣味への参入が流行に乗ってだったり、入れ込み熱中度合いの瞬間風速?が高いわりには突然飽きてやめてしまうみたいなことがしばしば見られるように思います。

「生産型趣味」に分類される趣味でも、私が楽しんでいる鉄道模型(工作、コレクション含む)の分野では、物凄く熱中して高価な製品をたくさん収集し、車両やジオラマレイアウトなどの作品をいくつも作っていたのに、突然「もうこの趣味は極め尽くした」と言って全て処分し別の趣味に夢中になってしまった人もいるので一概には言えませんが。

ただ、創作活動的成分が含まれる「生産型趣味」の場合は、必ずしも流行に乗って参入したわけでもなく、極端に夢中になって入れ込むわけでもなく、日常生活の一部に組み込まれた様な形で継続的に楽しんでいたりする傾向が高いように思えます。社会性、コミュ力、気質性格についてはノーコメント。人それぞれなのでよくわかりません。

「生産型趣味」は仕事に発展することも多いと言われますが、才能と機会に恵まれ意欲のある一握りの人達以外はなかなかそう簡単には行かないでしょう。逆に「消費型趣味」等で得られる情報や技術技能の方が、社会生活やビジネスコミュニケーションの場で役に立つことが多いのではないかと思えます。

また、個人的な感覚かもしれませんが、「消費型趣味」を持っていることは気軽に話題にできますが、「生産型趣味」をカミングアウトするのは躊躇することも多い気がします。もちろん人によるでしょうが。

どっちにしろ、「消費型趣味」と「生産型趣味」、「インプット型」「アウトプット型」なんてことを気にするのは、社会性、コミュ力、社交能力が高く交友、人間関係に恵まれた人達の方に多そうな気がしますし、そういう方面で有用な趣味を選択し、楽しんでいるように思います。

「生産型趣味」にもそのような方面への効用は多くあると思いますが、それを目的として「生産型趣味」を楽しんでいる、嗜んでいる人はそう多くは無いだろうと思います。

 

追記;

過去のブログを見たら、趣味について何度か書いていました。

「趣味」って何なの?(辞書語釈探索遊びです) - 蕗狩軽便 図画模型工作部日記

趣味という時、一般的には趣味娯楽をごっちゃにしているようです。

「趣味がない人にオススメの趣味16選!シニア・60代向けのお金のかからない趣味を厳選」という記事を読んで思いました - 蕗狩軽便 図画模型工作部日記

60代向けにオススメの趣味の例が見事に「消費型趣味」で人間関係構築や社会交流を目的としているのに気づいて驚かされます。

ものづくり趣味のこと雑感 - 蕗狩軽便 図画模型工作部日記

「生産的趣味」って厄介です。

趣味の王様は鉄道模型?キングオブホビーの真実を探る! < titled by AIタイトルアシスト^^; - 蕗狩軽便 図画模型工作部日記

キングオブホビーは、美術芸術、スポーツ、ゲームの範疇では無く、受動的活動では無いインドアが主体の趣味、で、美術芸術スポーツなどに比べ、素質や才能に関わらず楽しめるが高度な技術技能知識教養の習得学習研究等の段階が確実に存在しており、その特徴が一般に認知されている趣味。そしてその当時、ある程度のお金と興味があれば誰でも気軽に始められて奥が深く高尚なレベルへの発展性もあり見栄も悪く無い、中流以上の層に人気のあった趣味、という位置付けだったと考えられます。