蕗狩軽便図画模型工作部日記

ー シュレマル工房 覚え書き ー

旧いHOゲージ鉄道模型スターターセットの蒸気機関車にDCCデコーダーをインストールしました

HOゲージ鴨居運転線でずっと走らせているアメリカ型FEF蒸気機関車です。旧いふるいバックマン製スターターセットの機関車なので造りは荒いですがとても良く走ってくれます。

でもモーター音と車輪が線路を叩く音ばかりで蒸気機関車らしいシュシュポッポの音が聞こえ無いのはやっぱりちょっと寂しい。なのでこの際DCCサウンド化でもしてみようかな、とふと思い立ち、罪庫パーツをひっくり返して発掘したデジトラックスDH123とMRCのサウンドデコーダーをインストールしました。

もちろんDCCが普及するはるか前の製品ですから、DCC ready 製品のようにコネクタに差し込むだけとは違い、簡単には行きません。

まずは分解。結構手こずりました。機関車はウェイトを兼ねた左右絶縁分割のダイカストの塊で、これで板バネ状端子のモーターを挟んで固定し通電する構造です。このダイカストフレームとプラ製上廻りの隙間にモバイルデコーダーを据え付けます。

スピーカーとサウンドデコーダーはテンダーの中に設置します。総プラ製のバンダービルトテンダーはどこもかしこも接着剤でガッチリ組み立ててあって、前妻、後妻を外すのに一苦労。

テンダーはプラ製車輪で集電できないので、機関車から配線を引き込みます。円筒型のテンダーなのでスピーカーは車体の中に浮かせた形になりますが、下面に開いている穴の辺りに取り付ければ大丈夫でしょう、ということでパーツ類の結線をします。機関車とテンダー間の配線はコネクタで切り離せるようにします。

機関車側の装着はこんな感じ。デコーダーのコードをはんだ付けしたモーターの接点部分はカプトンテープで絶縁し、ギヤや車軸周りをグリスアップして組み立てます。前照灯はどうせつけっぱなしなのでデコーダーへの結線は省略し、余ったコードはまとめて仮止めしておきます。

この機関車、発煙装置がついていました。接点部分が折れ壊れていたので補修しましたが、ちゃんと煙が出るかな?そのうち試してみます。

上廻りを被せ元通り組み立てて、最後に線路に乗せてアナログで動作確認。前照灯が明るく点きます。

DCCコマンドステーションはいろいろめんどくさいので、ちゃんと確かめるのはまた今度。アナログで動くならきっと大丈夫でしょ、と言うことにします。

こんなふうに簡単なチェックとか、なんとなくちょっと動かしてみたいとかいう時、簡単なアナログコントローラーや手回し発電機で走らせられる機能がある方が嬉しいように思います。

ところで、せっかくDCCサウンドインストールしたのに音出して走らせないなんて意味ないじゃん?というのは、蕗狩軽便図画模型工作部シュレマル工房的には手を動かしてDCCサウンドをインストール工作をしたことでなんかほぼ満足しちゃったので、ぜんぜん大丈夫です。

しかし思うに、DCCデコーダーインストール工作の何がけしからんかって、めちゃ頑張ったのに外観の変化は皆無か一部劣化の場合さえあること。普段から原則「見えないところは作らない」のが基本姿勢の蕗狩軽便図画模型工作部シュレマル工房としては、これはどうにも面白くないというのが、DCCデコーダーインストール工作成功(仮)の後の偽らざる感想でした。

 

追記;

腰、あまり回復しない。座って少しの工作くらいはできるようになったが、立ち上がったりズボンと靴下を履くなど腰を屈める動作はほぼ拷問。

眠い……

一昨日から急にシュレくんの調子が酷く悪くなって行きつけの獣医さんに診てもらったら、胆管肝炎から膵臓に炎症が広がっていて重症の閾。高齢もあって糖尿病その他も発症し元々痩せていて体力が心配なので……ということで、とにかく抗生物質その他の点滴治療をすることになりました。痛みなどで苦しまないように過ごさせてあげたいです。