蕗狩軽便図画模型工作部日記

ー シュレマル工房 覚え書き ー

X(旧ツイッター)でDCCのことについてアンケートしてみました。

鉄道模型を走らせて遊ぶのに、海外ではDCC(デジタルコマンドコントロール)と言う、機関車のサウンドも楽しめる電子制御システムが普通になってきているようです。

メルクリンなどは現在は原則電子制御システムのようですし、海外メーカー製品は特殊な例を除き、殆どがDCC fitted(デコーダー装着済)かDCC ready(デコーダー装着用ソケット付)です。

しかし日本の鉄道模型は現在もアナログ2線式全盛で、DCC readyの製品もあまり見かけないように思います。

蕗狩軽便図画模型工作部シュレマル工房も、興味半分とサウンド欲しさにDCCに手を出していますが、思うようにはことが進まず楽しみも中途半端になってしまって残念に思うこともしばしば。

なので、皆さんDCCについてどう思っているのかなと、X(旧ツイッター)でアンケートをとって見ました。

一つ目は、「鉄道模型でDCC(デジタルコマンドコントロールシステム)を楽しむ為にいちばん必要なものは何でしょう?」です。

結果は以下のとおり

体力(健康、器用さ)が0%と言うのは予想外でした。

蕗狩軽便図画模型工作部シュレマル工房的には、デコーダーを組み込む工作や機材を間違いなくセットして操作する作業がいちばんめんどくさくて難しくて大変だったので、そう言うのって普通の鉄道模型趣味人?にはたいしたことではないのかなとちょっと落ち込み中です。

精神力(忍耐力、ショック耐性)は44%とトップです。

操作に習熟したり部品装着工作などに係る膨大な時間と労力と言う意味での忍耐性、不適切な扱いでデコーダーや機材を壊してしまった時の出費?を含むショックに対する耐性、と言う意味で設けた選択肢でしたが、これってともすればDCC根性論とか、斜め上の展開になってしまいそうな気がしてちょっと不安です。

財力(オカネ)34%が大きな問題というのは当然と思いますが、知力(マニュアル読解力、論理的思考能力)も22%を占めました。

蕗狩軽便図画模型工作部シュレマル工房の場合は、マニュアルはもちろん、わかりやすい解説や必要な情報にたどりつき、それをちゃんと理解して利用する応用するのに自分の能力の足りなさを何度実感したことか、知力?は想像以上にDCCを楽しむのに大きな部分を占める要素じゃないかと思います。

X(旧ツイッター)でいただいたコメント、

蒸機時代の北海道 on X: "@sktrokaru どんな分布になるか楽しみです😓 せめて「財力」になれば、良いのですが、それ以前の障壁が有る様です。なので、安くしただけでは、広まらないのかもしれません。" / X

キヨアキ on X: "@sktrokaru DCCも楽しんでいますが,何しろマニュアルに書いてあることが私の頭ではさっぱり理解できず,インターネットの「誰でもできるXX」系のサイトを参考にしながら,ほぼデフォルト設定のままで使っています(変えたことがあるのは車体の割当番号だけ...)." / X

の通りかもしれません。

 

二つ目は、「あなたの鉄道模型にDCCシステムを導入しない理由は何ですか?」です。選択肢をミスってしまい再アンケートしたので正確な分析ができませんが、結果は以下のとおり。

機材の値段が高いから、が約6割部品の取り付け工作が難しく壊れやすいから、が約2割5分でした。

コスト問題が大きいのは当然だと思いますが、操作が複雑で難しいから、がゼロだったのは、ひとつ目のアンケートで、体力(健康、器用さ)、が0%と言うのと同じくらい意外でした。

つまり既にDCCを楽しんでいる人は、機材の扱いや部品取り付け加工工作は楽勝だけれど操作方法の理解や応用が難しくて大変だと考え、導入を見合わせている人は逆に、工作が大変で難しいけれど使いこなすことなど楽勝だぜと思っているということになります。想像するのと実際では問題と感じるところが逆転するのは面白いです。

そして1割5分の人が、DCCを導入しないのは、人柄が信頼できないから、と……

実は2年前にも2つ目のアンケートと同じ内容のアンケートをしていて、その時は、お金がかかるからが4割、使い方が複雑で難しいからが2割、ちょっとしたことで壊れてダメになるそうだからが1割、そして人柄が信頼できないからが3割でした。

この2年で、DCCが雑誌などで紹介されるようになって、出来ることや操作方法などが知られてきたことでDCCについての認識が変わってきたのかもしれません。

それにしてもやっぱり、DCCでも人柄は大事なのだなあ、と改めて感じさせられました。

人間(に限らず)、見た目と人柄100%というのはあながち間違い無いのかもしれません。

X(旧ツイッター)でいただいたコメントはこちら。

蒸機時代の北海道 on X: "@sktrokaru 繰り返しになりますが「プラ完成に搭載済みサウンド付き量産製品が無いから」ってのが、地味にキツイでしょうね。天賞堂が、プラ製気動車、ダイキャスト製機関車に乗せて居るのにな~ DCCとして売ってくれないのが、返す返すも残念😢" / X

森井義博 on X: "@sktrokaru DCCを導入しましたが、面倒になり、アナログに戻しています。 一時は自分用のデコーダを作ろうとしたのですけどね。。。" / X

機材の扱いや工作の手間が増えるのは、結構影響しそうです。

 

追記;

とれいん誌11月号から、DCC初心者?向けの紹介解説記事の連載が始まりました。こういうまとまった解説記事があるとDCCを導入する敷居が下がりそうです。