蕗狩軽便図画模型工作部日記

ー シュレマル工房 覚え書き ー

体脂肪1kgを燃やすと7200kcalのエネルギーと水約1リットルの補給になるという話です

一昨日から酷い下痢に加えて味覚障害と悪心で食べる事ができず、水分も殆ど摂っていないのに、どう考えても摂った水分以上の量の尿と下痢便が排泄されます。

どうなっているのだろう、としばし考えているうちに、以前テレビでナミブ砂漠に住む昆虫の話を思い出しました。ゴミムシダマシという虫が夜霧を体に集めて水分を摂る、という話のほかに、走り回って脂肪分を燃焼し身体の中で水分を作る虫の話があったように記憶しています。

そのときは、へえ、そんな事ができるのか、たしかに油を燃やすと水蒸気が出るけどなあ、などとぼんやりと感心していましたが、思い出したのをきっかけに、本当にそんな事ができるのか、人間でもそんな事があるのかと調べてみました。

まずヒットした情報はこれ。

“石油ストーブに使う「灯油」の化学式はC11H24からC14H30くらいの混合物です。 これが空気中の酸素を使って燃焼することにより二酸化炭素と水になります。”

出典: 冬に活躍する石油ストーブでカビの原因に?

油を燃やすと同じくらいの量の水ができるとは知りませんでした。思ったより多いです。

人間の脂肪で検索したら、こういう情報が出てきました。

中性脂肪が酸化されると、二酸化炭素、水およびエネルギーに変換されます。変換の化学反応式は「C55H104O6(トリグリセリド分子)+78O2→55CO2+52H2O+energy」で、ここから推定し、化学量論的には脂肪10kgを失うためには、酸素29kgの吸入が必要ということになります。この化学反応により生成される二酸化炭素量が28kg、水分が11kgだと著者らは算定しました。”

出典:ダイエットで減った脂肪はどこへいく? (2ページ目)

身体で脂肪1kgを消費すると約1.1kgの水ができるということになります。脂肪1kgは約9,000kcal、実質的には約7,200kcalに相当するということなので、いくら食べていないとはいえ、1日に消費する脂肪はどんなに多くても250g程度でしょう。そこから出る水は約250ccです。

これだけの水分が体内でできるということにもちょっと驚きましたが、体感からは確実にもっと多量の水分を排出しています。おそらくは身体の中に元々ある水分が排出され続けているのだろうと。

むくみの分なら良いのですが、本来生理的に必要な水分だったら危険です。少し慌てました。無理矢理水分を摂っても気持ち悪くなるしすぐに下痢として排泄されてしまう状況ですが、経口補水液を用意して少しずつでも飲んでいこうとおもいます。

ところで、こういう状態になって初めて、経口補水液のありがたさを実感しました。味覚異常のせいもありますが、水やお茶はとても飲みにくく、お腹に収まらず、そのまま下痢として排泄されてしまいますが、経口補水液は苦味を感じてもなんとか飲めてお腹に収まります。浸透圧の関係で速やかに吸収されるからでしょう。糖分もあるので少しはカロリー補給にもなるし、有難い限りです。

 

備考: 経口補水液の作り方

水:1,000cc

砂糖:40g(大さじ3杯)

塩:3g(小さじ1/2杯)

レモン果汁:適量 (クエン酸-6g程度 とレモンエッセンスでも良い)

 

追記;

走り回って脂肪分を燃焼し身体の中で水分を作る虫のことは、ネット上で見つけられませんでしたが、ラクダはコブの中身の脂肪をエネルギーとして使うと同時に水分補給にも利用しているという記事を見つけました。

ラクダのコブの脂肪は50~60kgありますから50~60リットルの水が得られます。もちろんそんな程度の水では足りないので、ラクダは一時に大量に水を飲んで体組織に蓄えるとともに、優れた体温調節機能で発汗を抑え、更に身体の1/3の水分を失っても耐えられる等の特性を活かして砂漠の乾燥した環境を生きているのだそうです。

ラクダのこぶは「貯水タンク」 | 中国新聞デジタル

ラクダのコブの中身は「水」じゃない。 砂漠での飲まず食わずに耐えるコブの使い方とは? - ナゾロジー

 

 

 

 

 

 

 

 

体調管理;

下痢強。味覚異常。食事が摂れない。だるさ疲れ。不正脈。指先痺れ。