前回の外来治療から舌全体が膜に覆われたような感覚があったのですが、今回はそれに加えて明らかな味覚障害が現れました。
舌の触感が異常な上に、甘味と酸味をほとんど感じません。塩味もかなり弱くなっています。何を口に入れても苦味と塩味、それからザラザラした食感があるだけで、美味しく無いこと……。もちろん、うま味も感じません。辛味も弱くしか感じない。苦味は感じますが、何も口に入っていないのに喉に近いあたりにずっと苦味がある感じです。
幸い嗅覚が衰えているとはいえ残っているので、何を食べているかの判別は出来ています。ですがちっとも美味しく無い。キャラメルを口に入れても、香り付きの苦い粘土を噛んでいる感じなのには驚きました。まあ、通常では得られない新鮮?な感覚を体験出来る貴重な機会といえばそうなのですが……
かなりまいっています。栄養取らないといけないのはわかっているのですが、食欲が全く無くなって体重が落ちてきています。ここまで味覚が食欲に影響するとは思っていませんでした。
味覚障害について情報が信頼できそうなページを見てみました。
このページによると、
(引用開始)
味覚の異常は大きく2つに分けられます。
- 味覚低下(無味覚)
味覚の減退です。ある特定の味がわからなくなることもありますが、ほとんどは4つの味覚とも低下します。 - 異味覚
異常な味がすること。また常時「渋味」が感じられたり、口腔に異常な味を覚える
【原因】
- 乳頭の萎縮・消失……生理的(加齢的)、貧血などによる
- 唾液分泌の低下……加齢、シェーグレン症候群などによる
- 唾液中の非生理物質の排泄
- カンジダ症
- 医原性の味覚低下……がん治療(放射線、抗がん剤)により、唾液腺機能が障害され分泌低下、舌乳頭が萎縮することによる
- 亜鉛の不足……食物中の亜鉛と薬剤がキレートをつくり、亜鉛の吸収が障害され、味蕾細胞の若返りが障害されることによる
- 降圧剤、トランキライザー、抗生物質、抗アレルギー剤等による薬剤の作用
- 歯周病
- 特発性、心因性
- 体感異常症(セネストパチー)
【治療】
原因により、それぞれにあった治療を行ないます。
・貧血:鉄分の投与
・唾液分泌低下:唾液分泌促進剤の投与
・カンジダ症:抗真菌剤による含嗽等
・薬剤の副作用:原因薬剤の服用を中止する
・歯周病:歯周病の改善治療
(引用終わり)
私の場合は、ほぼ「薬剤の副作用」でしょう。治療法は、「原因薬剤の服用を中止する」一択ですが、本来治療中の疾患について薬剤服用を中止するわけにはいきません。使用薬剤の副作用はピークを過ぎれば治っていくということなので、主治医に報告して経過を見ることにしようと思います。
また、舌の感触から味蕾の異常の可能性もありそうなので、原因の可能性のひとつとして「亜鉛の不足……食物中の亜鉛と薬剤がキレートをつくり、亜鉛の吸収が障害され、味蕾細胞の若返りが障害されることによる」が考えられます。なので独断ですが、亜鉛を積極的に取るようにして様子を見ようと思います。
また、体力低下、体調不良に加えて腰痛まで発生して、さすがに困った状況です。
体調管理;
味覚障害。だるさ。排尿障害。腰痛。指先痺れ。お腹の不調。