ずっとタミヤの初代ペインティングブースを使っています。シングルファンなので吸引力は高くなく、吸い込み口から少し離れると塗料の霧を充分に吸い込んでくれなくなります。
この製品はすでに廃番になって久しく、今は強力なツインファンの後継機が販売されているようですが、買い換えるまでの必要性もないし……
そこでふと、蕗狩軽便図画模型工作部シュレマル工房は考え始めてしまいました。ファンを強力なものに取り替えるか追加すればいんでね?
しかしファンをひっぺがして取り替えたり増設するような加工は難しすぎるし、そもそもそんな面倒いことやりたくないし、カッコも取り回しも悪くなりそうだし。
ということで使用中の塗装ブースをつらつらと眺めまわし、ひょっとして排気ダクトにダクトファンを組み込んだらいけるのでは?と思いつきました。
調べてみたら換気用ダクトファンの製品がありました。コレを排気ダクトの中間に取り付けるだけでOKかなと思ったのですが……結構大きくて高価。それに長時間の連続使用はしないのでそんなに強力で丈夫である必要もありません。
そこで模型工作用のモーターとプロペラを使い、てきとーに設計作図しててきとーに3Dプリントしたケーシングにてきとーに組み込んでなんとなくいい感じ(当社基準)に小型のダクトファンをつくります。
手持ちのプロペラをそのまま使いたかったので、排気ダクトより膨らんだ形になっています。
ペインティングブース裏の排気口に取り付けダクトを繋ぎます。
期待していたほどではありませんが吸引力が改善され、塗料飛沫が跳ね返って舞うことがあまりなくなったように思います。
電源はてきとーな電圧を鉄道模型用のコントローラーから取っていますが、設置が面倒いのでそのうち3端子レギュレータを組み込んで電源アダプター直結でも使えるようにしようかと思っています。
追記;
ダクトファン停止時に空気の流れの妨げになるので、プロペラを6枚ペラから3枚ペラに交換しました。