鳴き龍は、日光東照宮 「鳴き龍(本地堂/輪王寺・薬師堂)」が有名です。
お堂の中で手を叩くと音が反響してピィィーンという感じで音が長く響く現象です。
有楽町に東京フォーラムが出来た時、地下の渡り廊下でこの現象が起こるのがわかって評判になったことがありました。
もちろん蕗狩軽便図画模型工作部シュレマル工房も体験しに行きました。当時は案内説明板が設置されていてこのあたりで手を叩くとよく聞こえるみたいな表示もあったように思います。
先日たまたま近くを通りかかったので、また体験してみたいなと行ってみました。
会議棟の内部は記憶のままでしたが、地下渡り廊下は両側のガラス壁にスクリーンカーテンが下されていて全然雰囲気が変わっていました。
手を叩いてみたら記憶にあるようなピュィィーンという響きは、あまりはっきりとは聞こえなくてちょっとがっかり。
案内所のお姉さんも鳴き龍現象のことはよく知らなかったようですが、内装の変更などの関係で以前のようには響かなくなったみたいです。
実は東京フォーラムには、もう1箇所鳴き龍現象が見られる場所があります。会議棟内部吹き抜けの5、6階にある空中渡り廊下の付近です。
こちらは健在のようで、手を叩くと、パァァーン?(ピィィーン?)という反響音が聞こえました。(注:こっちの反響音は、地下渡り廊下の鳴き龍現象の仕組みとは違うそうです。)
廊下に出なくても、エレベーターの前辺りで手を叩けば聞こえます。
知らなければ気づかない現象ですし、それの何が面白いの?なんの役に立つの?なんの意味があるの?と聞かれると困ってしまうのですが、そういうことが大好きな蕗狩軽便図画模型工作部シュレマル工房には大満足な東京フォーラム鳴き龍再体験でした。