蕗狩軽便図画模型工作部日記

ー シュレマル工房 覚え書き ー

実家の掃除補修と20数年前のナショナルマンガン電池が現役だったこと

先日、おもちゃのリチウムイオンバッテリーのメンテナンス充電をしていて思い出したので、古い日記から引っ張り出したお話です。

 

2018年1月 3日 (水)

年末年始は実家に帰って大掃除かねて襖の張り替えをしたり電灯の付け替えなどいろいろと雑用をしてきました。

埃の積もった棚の上から、もうつかわない雑貨を引っ張り出して処分したり、やることがいくらでもありましたが、こんなラベルも……

飯切って関西のいい方でしょうか。

電灯の付け変えは、大正時代に建てられた町中の商家なので台所の天井などむき出しの梁に碍子を介して張られている電灯線の油にまみれた埃を払い瀬戸物のコネクタを分解。古い直菅蛍光灯傘を取り外してLED電灯のペンダントランプに取り替えるのに一苦労でした。

その他襖の張り替えや建てつけの補修、電気ストーブも新しく入れ替えたり大忙し。家内にはずいぶん助けてもらって感謝の限りです。

ただ自分もあまり無理な姿勢で動きすぎたせいか、股関節の状態が予想以上に悪化してちょっと困りましたが、こののところ不調だった母にも雰囲気が明るく暖かく過ごせるようになったと喜んでもらえたので良かったです。

ほかにもカメラ付きの玄関インターホンにつけかえてから20数年使っていないというインターホンがあって、それがまだ生きていてたまに間違えて呼び鈴を押されて混乱するというので、とりはずしました。

でも、20数年前から電池を入れ替えてないんでしょ、これ?と動作確認してみたらちゃんと呼び鈴も通話も機能するのにびっくり。

開けてみたらごらんのとおり、ナショナルの赤いマンガン電池が出てきました。20数年前のもの?のはずなのに膨らみも液漏れの兆候も見られません。

底を確認したら使用期限の刻印がありました。91−10とあります。

 

電池の使用期限表示は現在は「月ー年」のはずですが、これはおそらく1991年10月ということだと思います。ということは27年以上前の製品ですね。20数年電池交換してないという母の話とも一致します。

しかしまあ、最近の百円ショップの乾電池など使わないで保管してても1年くらいで液漏れするのと比べてなんというか……。かつてのナショナル製品の過剰な品質に呆れるというか感心するといいますか。

そんなこんなで驚きの発見とともに新年を迎えられてちょっといい気分でした。古い家も幾分かは明るく気持ちよく暖かくなって、よい雰囲気で一年が過ごせそうと母にも喜んでもらえました。これで母の体調と元気も盛り返してくれるとありがたいと思います。