池底砂利や石、水生植物鉢のアオミドロは指先で摘んで除去していましたが、狭いところには指先が届きませんしぬるぬるしているのでうまく摘めず綺麗に取れてくれません。
そこで遅まきながら古歯ブラシを使ってみたら、面白いように取れてくれました。成長して硬くなり繊維化した藻体がブラシに引っかかって来ます。成長し始めたばかりの柔らかいものはバラバラにちぎれて石や側壁から除去されます。歯ブラシをバケツで濯ぐと水が緑色になります。アオミドロもこの状態になると動物プランクトンやエビの幼生、メダカの子の餌になりやすいかもしれません。古歯ブラシ、おすすめです。
ミナミヌマエビが増殖するに従って底砂利や石、側壁にホワホワと生えているアオミドロも少なくなって来ました。スイレンに大量についていたアオミドロをオキシドールで枯殺したこととホテイアオイが繁茂しつつあること、それから増殖して来たミナミヌマエビによるアオミドロの芽?の摂食が成長繁茂を抑えていることなどが影響しているのだろうと思います。
裏庭ビオトープ池の概要
設置改修:2005年12月新設(鹿沼土底土、スイレン、ホテイアオイ、マツモ、メダカ、タモロコ、ミナミヌマエビ投入)、2009年〜放置状態、2012年〜側壁崩壊して湿地状態化、2020年12月全面改修(側壁コンクリートブロック化、水循環濾過装置設置、スイレン、クワイ、セリ、タモロコ、ミナミヌマエビ投入)、2021年冬タモロコを引き揚げてメダカ投入
形状:200cm x 60cm 長茄子型
水深:30cm, 20cm, 12cm
構造:側壁コンクリートブロック、防水シート張り、シート押え縁
池底材等:スコリア(火山礫)、細石砂利、川石
水循環:2021年〜水中ポンプ、簡易濾過槽(鹿沼石濾過材)
水生動物:メダカ(成魚10尾以上)、ミナミヌマエビ(成魚10尾以上)、サカマキガイ、ヤゴ、ヒル
管理:無給餌、ほぼ2週に1回バケツ3〜5杯分の水道水による水替えと公園池グリーンウォーター約3リットル投入、毎日手でアオミドロ除去、ポンプと自作簡易濾過装置による水循環濾過システム運用
備考:2020年リセット後に多摩川で捕獲したタモロコとミナミヌマエビを投入した際にアオミドロが混入。2021年以降アオミドロ繁茂が著しくスイレンにも害。2023年6月オキシドール処理。
2023年7月現在、アオミドロの繁茂鎮静化。一応安定しているように見える。アオミドロを毎日除去しているのでミナミヌマエビやメダカが新芽?を食べてくれるのを期待。