土曜日は暖かくて良いお天気でしたが、台風並みの強風が吹き荒れました。
お隣さんの家との間にある狭い狭い裏庭なのでルーバーラティスのてっぺんにアンカーを取ってサンシェードを目隠しに張ってありますが、外構のワイヤフェンスに引っ掛けてあるだけのルーバーラティスがはずれ落ちて壊れてしまわないかと思うくらいに揺れ動きます。
また人工木材で出来ているラティスなのであまり強度は高くなく、角の継ぎ目から変形して隙間が開いてきているところも出てきています。なんとかしなければなりません。
そこで蕗狩軽便図画模型工作部シュレマル工房は考えました。
ラティス枠に直接アンカーを取らないで、ワイヤーフェンスの支柱にポールを立ててその先にアンカーを取ればいいんじゃない?
さっそくどこの家にも必ず4、5本は転がっている園芸用ポール(2m長)を引っ張り出して来て、針金を巻きつけアンカー紐を結びつける乳をつくります。これをワイヤーフェンスの支柱に括り付けてアンカーを取れば出来あがり。
……のはずでしたが、園芸用ポールの強度が全然足りず、少し風が強くなるとあっという間に根元から曲がって折れてしまいました。
新しいポールを出して来てつくりなおし、今度は大きく曲がって折れてしまわないようにアンカーを取る位置の近くで緩くルーバーフェンス縦枠と結びつけます。それでも一旦ポールで力を受けるのでルーバーフェンスの揺れは少なくなりました。
次に、枝が徒長し始めていた梅の木を剪定することにしました。
毎年手遅れになってから出鱈目に枝を刈り込むのでほとんど花が咲きません。これではいけないと今年は真面目に調べて初夏と冬に剪定することにします。
と言ってもどんなふうにすればよくわからないのでとりあえず徒長枝を切り詰め、全体の形を整え混み合っている枝をある程度空かせるように刈り込みました。
まだ上の方が混み合っていますが、高枝切り鋏ではうまく行かないので伸びて来たらまた切ろうと思います。剪定は難しくてよくわかりません。
薄暗くなってから、椅子に乗れば剪定鋏でなんとか出来るかもと思いたち、近くに寄って見たらほぼ全ての枝に2、3ミリの茶色い光沢のある粒々がびっしりと付いていて大慌て。
家内が検索してくれた結果、タマカタカイガラムシ-植木の病害虫川崎みどり研究所と判明。「ウメ、アンズ、スモモ、リンゴ、サクラ、カナメモチなどバラ科植物に発生する。木の幹・枝に付着して樹液を吸汁し、大発生すると樹勢低下を招く。すす病を誘発する。」と言う害虫でした。
防除法は、「・補殺。固めの歯ブラシなどで。・体を覆うろう物質のため、薬剤散布は直接かかりにくいことから、効果が出にくい。そのため、幼虫孵化直後の薬剤散布が最も効果的。・冬季のマシン油乳剤の散布。」
暗くならないうちにと慌てて家内と一緒に軍手で一所懸命擦り落としたので写真を撮れませんでした。
(↓ 参考画像)
画像出典:公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会 タマカタカイガラムシ
追記;
タマカタカイガラムシの生態観察の記事がこちらのページ「探鳥は楽し、探蝶も楽し7回…タマカタカイガラムシ」にありました。
防除技術の情報がこちらのページ「ウメのタマカタカイガラムシ防除技術」にありました。
駆除した方が良いのかも知れませんが、お隣ではシジュウカラが子育ての真っ最中ですし、メダカやミナミヌマエビが泳ぐビオトープ池もありますし、いろんな虫や生き物を良く見かける小さな小さな庭なので薬剤を使うのが憚られます。