昨日から突然、いきなりFDM方式3Dプリンター(Flashforge Finder)の第一層のベッドへの定着が悪くなって、成形物に反りが出てしまうようになりました。
スティックのりを使い切って銘柄が変わったせいかと以前と同じものを使ったり、レベリング調整で設定をいじってみたり、スライスソフトで第一層のプリント設定を弄ってみたり、フィラメントを変えてみたり、果てはノズルを取り替えてみたりしましたがすべてダメ。
ノズルはAmazonで買った同規格の安価なものがあったのでそれに取り替えたら、定着不良どころかプリントアウトの品質にまで問題発生。
安物はダメですね。高価でも純正を購入しようと反省。純正品が届くまでは取り敢えず、現在のものをガス台であぶって樹脂を焼き飛ばし、目視できる範囲でノズルをきれいに整えて再度取り付け、騙し騙し使うことにしました。
ともあれ、プリントアウト品質はAmazon安物とは格段の差です。でもやっぱり定着不良と反りは改善しません。
そこで蕗狩軽便図画工作部は初心に戻って考え倒しました。
数日前から変わったことといえば……天候……気温ですね……
体感温度的にはそんなに極端に変わったとは思えないのですが、閾値みたいなものがあるのかもしれません。
だったらプリンターを置いている部屋の温度を上げればいいじゃない?と言ってもそのためだけにエアコンつけるのは不経済すぎます。3Dプリンターのためにエアコン使いたいなんて、とても家内に許してもらえません。
そこでまた蕗狩軽便図画工作部はさらに考えました。
保温用のカバーを被せてあげればいんでね?と……
さっそく、どこのご家庭でも必ずベッドの下や箪笥の裏などに2、3枚はストックしている養生プラ段ボールを引っ張り出してきて、てきとーに寸法を測りてきとーに裁断しててきとーに組み立ててFlashforge Finderをすっぽり覆う箱をつくって被せました。
最初にドライヤーでベッドを少し温めて、プリント開始したら前面を塞ぎます。
薄い養生プラ段ボールですが断熱効果は充分あるみたいで、外気温18℃ですがプリントアウト終了時、中に置いてあった温度計は24℃でした。
第一層の定着も、ま、ほぼ、大丈夫かな、と……
一応ばんざーいなのであります。取り敢えずは……
最新のプリンターに買い換えればちがうのかもしれませんし、高解像度の光硬化型プリンターにも興味があります。
しかし、蕗狩軽便図画工作部シュレマル工房としては、今のところFDM方式の積層痕が敢えて面白く、ジグやちょっとした実用部材を作るのにも使いやすいので、今しばらくはこのプリンターで頑張ろうと思っています。