蕗狩軽便図画模型工作部日記

ー シュレマル工房 覚え書き ー

3Dプリントでお立ち台用の開放ピット線路をつくりました

ブログなどでよく、透明プラスチックで出来た開放ピット線路が、撮影用のお立ち台として使われているのを見かけます。

高さがあるので足回りが良く見えますし、撮影もしやすそうなので良いなあと思い調べたらKATOユニトラックのバリエーションでした。

手に入れようかなと思って調べたら販売は8本組。そんなにたくさん必要ありません。通電する必要もないお立ち台用途なので、3Dプリントでもう少し高さがあるものを自作してみました。自分でつくるの楽しいし。

蕗狩軽便図画模型工作部は9mmゲージ線路は基本的にTOMIXファイントラックを使っているので、直線トラックから引き抜いたレールの断面をてきとーに採寸し、スパイク部分をてきとーに作図しててきとーにプリントアウトし、カタチと嵌め合いの具合がいい感じになるまで調整修正をてきとーに繰り返します。

ノズル径φ0.4のFDM方式3Dプリンターは造形誤差や糸引きなどの問題があるので、特に今回のスパイク部分のように小さくて精密なしかもオーバーハングのあるような複雑な造形には向きません。レール底部を咥えるスパイク頭下面オーバーハングの角度や位置の組み合わせ、先端部分のちょっとした形状の違いで造形の質が極端に変化します。プリント時の気温、湿度などの環境やフィラメントの状態もプリントアウトの結果に大きく影響します。

でも粘りのある丈夫な素材なので欠けたりすることがないのが利点です。ver.10でやっとほぼ満足のいくいい感じ(蕗狩軽便図画模型工作部基準)の造形になりました。

長さ140mmです。ファイントラックのレールは断面形状は良いのですが少しゴツくてスパイク部分が大きくなってしまうので、途中で計画変更してスパイク部分を修正しKATOフレキシブルから引き抜いたレールを使いました。