蕗狩軽便図画模型工作部日記

ー シュレマル工房 覚え書き ー

たまごの殻を砕いて花壇に撒きました。知恵袋などの情報ってなんだかなあと思うことがあります

料理に使ったたまごの殻は捨てずに溜めています。ガスコンロで軽く焼いて乾かしてビニル袋に入れておきます。

たくさん溜まったら手で揉み砕いてミキサーに掛けます。

ザラメ〜グラニュー糖くらいの粗さにまで砕いて花壇の土壌改良剤兼肥料にします。

卵の殻は肥料取締法の定めにより特殊肥料に分類されていて、卵の殻を原材料にした肥料というのも売られています。

卵の殻の主成分は炭酸カルシウムです。炭酸カルシウムのアルカリ度はあまり高くありません。だから主に土壌の酸性を中和する緩やかな土壌改良剤(=肥料の一種)として用いられるそうです。

キッチンで回収した卵の殻には卵殻膜や卵白の残りがくっついています。これはタンパク質ですので窒素系肥料成分になると思います。

(参考:卵の殻が肥料になる? 卵の殻肥料の特長と作り方、おすすめ商品をご紹介! | 農家web

ミニトマトを植えた花壇にも撒いてみました。

ネットを検索するとyahoo知恵袋などで「卵の殻は土に埋めて100年経っても分解されません。だから卵の殻は決して肥料にはなりえません。科学的に根拠のない間違ったことが流布され卵の殻の肥料などというおかしなものが販売されているが騙されてはいけません」みたいな不思議な情報がベストアンサー?になっていたりするのを見かけます。

また、科学論文や農業園芸関係の技術参考サイトなどを除き、ほとんどの一般向けサイトでは丁寧な科学的、理論的な解説は少なく、卵の殻のようなカルシウムは酸性土壌に良いがやり過ぎるとアルカリ性になって逆効果なので注意、というようなふんわりした説明が大半です。

実用的なしっかりした知識を得るのに物足りないページも困りますが、それ以上に知恵袋とかウィキペディアなどのように衆知を集め交換したり助け合ったりしようという意図で作られたであろうサイトでトンデモ?と思えるような話が知恵者の情報として発信されているのを見るとなんだかなあと思います。

ネットの情報だけでなくテレビその他のメディアや雑誌書籍の情報なども、根拠がちゃんと示されていなかったり発信者が不明だったり複数の種類の異なる情報源で確認できなかったりする場合はむやみに信用しないほうが良いように思います。

特に有名人、芸能人、偉い人?やボクは詳しいんだという自称専門家?みたいな弁舌爽やかな方が言っているようなことは要注意です。

そういう人の場合たいてい根拠を示さずに断定したり自分や知人などの経験を持ち出して話に信憑性?を持たせたり、異なる考え方や自分とは違うことを言う人をひどく批判的に言うことが多いのも目立つような気がします。

これはどんな分野でも同じに感じます。そういう傾向がみられる人や発する情報にはなるたけ近寄らないのが無難に思います。

ただその手の情報をフィクションや娯楽として楽しむような関わり方なら全然構わないと思うのですが、そのさじ加減が人によって違うので自分個人で楽しむ分には良くてもそういうことをネタに話題にするのは難しいです。

蕗狩軽便図画工作部シュレマル工房には到底無理です。(大失敗の実績付きです^^;)。