蕗狩軽便図画模型工作部日記

ー シュレマル工房 覚え書き ー

最近の覚え書き12/26まで

・久し振りにTMSバックナンバーを引っ張り出し、自分の模型工作ヒント漁りとは別の視点からコンペ入賞作品グラフィックその他の記事を眺めているうちに、正統派の鉄道模型は広範かつ詳細な実物知識に基づいた装飾時計機械工芸品的なものが至上とされ、模型製作ではキット組み立てや製作加工の技能技量が作品の価値や評価の基準になっていて、鉄道模型工作趣味の世界はほとんどアマチュア宝飾機械工芸技巧職人さんたちの技能オリンピックの世界に近くなって来ているのかもというようなことを考えてしまいました。

それでちょっと気になって新明解国語辞典を引いてみました。
*もけい【模型】実物を象って・縮小(拡大)して作ったもの。ひながた。「ー飛行機」。(広辞苑もほぼ同じ語釈です。)
ひょっとするとこの定義が、フリーランスはOKだけれど、プロトタイプが無くひな形でもないフリー(オリジナル)デザインのミニチュアが「模型」として認識・評価されない理由の一つになっているのかもしれないと気がつきました。
模型と手芸や図画工作の間にある目に見えない壁?溝?深くて暗い谷?川?をつくっているのが国語辞典の語釈が示す世間の一般常識、認識だとすると、模型は芸術にも入れてもらえないことになってしまうのではないかと心配になってきます。

・未だに図画工作や技術家庭の実習をやってるごく普通の小中学生のセンスと技能なので、写真だと本物と見分けがつかないようなスーパーリアルな特撮映画用ミニチュアみたいなジオラマや乗り物の模型を見るとどう反応したら良いのかよくわからなくてなんというかちょっと困ってしまいます。
あんなに精密で正確で写実的な工作や表現は自分は逆立ちしたって出来ないので素直に驚き感動するのですけれど、ああいうものをつくりたいかと自問すると途端にうーんとなって、それは出来ないからなのか別の理由があるからなのかよくわからないのが困ってしまう原因の様に思います。
最近特にそうなのですが、プラモその他のスケールモデルキットを塗装までして作り込もうという意欲がほぼ全くなくなってしまっている(元々説明書通りに作ることなんてほとんどやってませんが)のにも関係があるかもしれません。

・つくづくと意見や助言をするのは難しいと感じます。逆に、自分から求めても簡単には助言や意見をもらえないのはみんなそう感じているからなのだと今頃になって気付きました。
だから学校で学べる、教えて貰えるというのは(教師、講師の質や相性にもよるけれど)物凄い機会だと思います。書物やネットなどの利用は、時間は掛かるし一方通行だしわからないところや間違いや不味いところを自分で明確に客観的に認識できないとどうにもならないし、特にネットは不正確だったり間違っていたり偏った情報の方が前に出ていることが多いので難しい気がします。

・罪プラ整理中です。やっぱり多い……がよく見たら意外と新しいのが多いです。これは良くない。絶対に良くありません。鉄道模型の罪庫キットもまだ結構あるし、製品&キットバッシング手掛かり品も山ほどあるというのに、まずすぎます。

・手持ちのレゴ整理中です。組み立て説明書があるものは大箱から部品を拾い出して組み立ててワンセットにするのにすごく手間がかかります。同じ部品でも古さによって変色の度合いが違っていたりして大変です。出来る限りワンセットにして再度分解してビニル袋に纏めておくことにしました。部品取りしてオリジナルをつくる素材にするには不便ですが、楽に元のデザインも愉しめるようにしておきたいのです。

鉄道模型の自作品も整理保管したいのですが、いつどこでつくったのかどこに発表したのかいっさいメモしてこなかったので無茶苦茶憂鬱です。自分が死んだらそんなもの関係ないのですけれど、ガラクタと一緒に突っ込んだままというのはどうにも寝覚が悪いので、過去のブログや雑誌記事からメモを作ろうと思います。
みなさん自分のつくったもの(つくっているもの)の着手したり完成した日付とか場所とかその他の付随情報とかどこに晒したかとか記録をつけたりしているのでしょうか?
もう他人に見せたか記事にしたかさえ覚えてなくて自分で困ってしまうなんてのは我ながら流石にちょっとあぶないんじゃなかろうかと思います。
取り敢えず掲載されたはずのものをリストアップし始めたがまずその冊子が行方不明だったり掲載されたというメモ?はあるがその年の冊子は見当たらんしどの作品かもわからないとかめちゃくちゃです。作品だってちゃんと保管してるか心許ない状態です。端的に言って「ワヤ」です。

・CIWLの車両やオリエント急行の列車は大好きですが、オリエント急行が顧客とした客やその属する社会には近づきたくない関わり合いたくない(望まずとも関わる可能性などないけれど^^;)と、この記事を読んで改めて思いました。

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・「スタートレックノベライゼーション(1980年出版)が名作だというので読み始めましたが、67/240ページまで頑張って読んで挫折しました。大企業カリスマ幹部の組織管理経営武勇談に人間関係葛藤と心理的駆け引きの味付けをふりかけた感動の人間ドラマの類型故に人気も評価も高いのだと思いました。銀英伝などの人気や評価の高さと共通するのだと思います。

貴種流離譚や英雄譚や愛と感動の人間ドラマや恋愛小説、社会問題小説、企業組織小説などなどが苦手でかつ主人公等登場人物がみんな美男美女ばかりで文武両道才色兼備なのもほぼほぼ苦手となるとなかなか面白く読める小説が無いので難儀します。そんなわたしにも読めるおすすめの作品って無いでしょうか?

Amazonみたらタミヤ工作セットのロープウェイが買った時より500円も値下げになっています!欲しい時が買い時でそれが買った値段が本来の定価なら何も問題ないのですがやっぱりなんか悔しい気がするのは自分が貧乏性だからなんでしょうね。

・「そこのあなた、アップデートしないと時代についていけませんよ!」と言われても、冷静に客観的に見て不用意にアップデートするデメリットの方が大きい場合も多いように思います。

・よくわからないけれどよくわからないのでよくわからないとしか言えません。

・一年ぶりに行った診療所の先生の顔に見覚えがあったのに驚いてしまいました。自分は人の顔を認識記憶する能力が極めて低いのを自覚しているので凄く新鮮な体験でした。

冬至なので言葉遊びにトライ。
とうじではとうじとうじのとうじとよばれたとうじはとうじはとうじだった。
(悼辞では当時東寺の蕩児と呼ばれた杜氏冬至は湯治だった。)

・FDM3Dプリンターのフィラメントを使い切って、同じ製品の新品ストックの封を切って使ったら出力が悲惨なことになりました。真空パックされていたのに湿気て加水分解状態になっていたのでしょうか?ドライボックスに入れてシリカゲルを大量に入れてもなかなか湿度が下がりません。なんやねんこれ、です。マデインチナはバラツキを覚悟とはいえ困ったことです。

・アレクサが赤く光って通信トラブル中です。照明が消せません!こういう時スマートホームってアキません。テレビや壁スイッチ付きの照明はコントロール出来きますがひとつひとつつけたり消したりしなきゃなりませんし、スマートスイッチ組み込んだコンセントから直接の照明はどもならんので引っこ抜くしかありません。

・ずっとAmazon musicでポップスを流しっぱなしにしていて何となくKPOPを区別できるようになってきた気がします。大抵のヒットポップスはなんというか自己陶酔して歌ってる感じやコーラスがビシっと決まってオレ達最高!とかいう感じがヒシヒシ伝わってくるのですが、K-POPは楽曲は調子いいし演奏も歌もとても上手いのに、それが全く感じられないように思います。何故なのでしょう?