蕗狩軽便図画模型工作部日記

ー シュレマル工房 覚え書き ー

充電式エアブラシを購入しました

ほんのちょっと塗るのにエアブラシを準備するのがめんどくさくて、セールで値引き中の充電式のをポチってしまってから、どっちにしろスプレーブースは用意しないといかんのだと……気づくのが遅すぎます -_-;

それはともかく届いた段ボールを開けてびっくり。

まずは、えらく高級そう?な黒い箱の蓋を両手で持ち上げると中の箱がゆっくりすーっと下がってくるところなんかまるで指物のような精密で丁寧な造りに驚かされます。(でも裏側に内張りしていなくてボール紙の地肌そのままなのが脇が甘くて親近感maxです。)

蓋を開けたら開けたで黒いクッション材に、これまた綺麗なメタリックカラーの赤いエアブラシパーツがまるで高級化粧器具のように並べて収められていて、呆れ返って眺めることしばし。

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どう考えても使い出したらすぐに汚れるし、こんなふうに並べてしまい込むこともない、というより不可能なものであるはずなのにこのパッケージはいったい……

パーツを取り出して組み立て、スイッチと連動するトリガーボタンを押すとポンプ音は静かでエア吐出量もかなりのもの。ただ普通のエアブラシのようにトリガーボタンの押し加減でエア吐出量のコントロールはできないようです。

見たところエアブラシそのものの造りもデザインも価格以上だと思える出来で、実際に使ってみないと性能や細かい使い勝手はわかりませんが、あきらかにデザイン凝りすぎ手間かけすぎの製品のように思えます。

日本語の取り扱い説明書も、イラストの雰囲気とレイアウトが垢抜けない感じですが、内容は丁寧過ぎるくらい懇切丁寧で、取説大好き蕗狩軽便図画工作部シュレマル工房にもほぼ納得の出来でした。

いやはやちょっと前まではドラゴンツールだとかなんだとか言われてきましたが、現在の中国製品はすごいことになっているのですね。

相変わらず粗製濫造の中国製品も巷に溢れてはいます。しかしその一方で優れたデザイナーや製造技術者が正式に関わった品質も確かでデザインも高度に洗練された製品が普通に作られ世界中に販売されているのが今の中国なのだと改めて感じます。

追記;

後で、エアブラシは女性のメイクアップやマニキュアなどのデコレーションにも使われるので、一般には立派な化粧器具の一つとして扱われているのだと聞いて、それならこう言うデザインやパッケージもありなのかな、と思いました。