蕗狩軽便図画模型工作部日記

ー シュレマル工房 覚え書き ー

ペール缶を貰ったので燻製器をつくってみました。でもつくっただけで力尽きたので自家燻製体験デビューは後日ということになりました

車検でディーラーに行ったときに担当のお姉さんに「整備工場の方でエンジンオイルペール缶の空き缶があったら頂けませんか?」とお願いして貰ってきたNISSANのロゴ入りペール缶です。

ペール缶って実物を初めて見ました。結構大きいです。そしてあちこちエンジンオイルでぬるぬるなのです。

家に帰って蓋を開けたら底にオイルがまだ少し残っていたので、切削油とかに使えるかもとかき氷シロップの空き瓶に移して保管することにしました。結構たくさんあるので固く巻いた紙に染み込ませて焚き火の着火剤に使えるかもしれません。

ネットを探すとペール缶燻製器の作り方がいっぱい出てきます。でもどれも工作がすごく大変そうです。

まず最初に缶の中で焚き火して缶に残ったオイルを焼き飛ばすのが標準工程のようですが、せっかくカッコいいロゴのある塗装を傷めたくなかったので中性洗剤でしっかり洗うことにしました。

製作紹介記事や動画でやっているような穴あけ板金加工や溶接のような高度な工作は普段から気力体力精神力知力コミュ力忍耐力記憶力集中力技術力気迫漢気女子力&やる気、そのすべてに不自由している蕗狩軽便図画工作部シュレマル工房には真似することなど到底無理と即座に判断。

たくさんの作例を参考にし、「自分に都合の良いとこ取り?」をしてとにかく最低限のずぼら工作で済みそうな、作るのも使うにもめんどくさくなさそうな構造を、数日間一所懸命ひたすら寝る間も惜しんで考えて頭の中にてきとーにスケッチを描いては消しを繰り返し、設計と工作の段取りを詰めていきます。

シュレマル工房は真正の怠け者なのでラクするためには時間と労力そして努力を惜しまないのです。

結果、ペール缶以外に使ったものはこれだけ。

2メートルのアルミアングル材1本(写真では短く切ってあります)と針金、それから網は3枚しか使わないのにうっかり10枚セットを買ってしまいました。その他、頭の中のスケッチが最終案にたどり着くまでに先走ってボルトナットとかその他色々買って無駄使いしまくってしまったことは内緒です。

蕗狩軽便図画工作部シュレマル工房は気力体力(中略)&やる気に加えてお小遣いにも不自由しているので安上がりな工作のためにも心を砕くのです。

これらをてきとーに組み合わせてペール缶の中に入れる3段の網棚をつくりました。これなら缶の外で網棚に食材を並べることができます。ちょっとヤワかもしれませんが実用上問題ないと思います。そのはずです……^^;

食材を吊るすとき用の仕掛けはまた何か考えることにします。

チップは缶の底にアルミ箔を敷いてその上に乗せ、ペール缶の底をカセットコンロで炙る方式です。

仕上げにペール缶の底の方に空気穴、注ぎ口蓋に温度計用の穴を開けカセットコンロに乗せて空焼き。あまり変な匂いもしないし煙も出ないし大丈夫なんじゃないかなということでいちおう完成です。ばんざ〜い!です。

例によってこの辺りでもともと乏しい気力体力精神力集中力&やる気が完全に底をつきました。なので夢と希望とわくわく期待の自家燻製体験デビューはまた後日ということになるのでした。

 

おまけの追記;

ペール缶燻製器がいちおう完成して家内に自慢したら、なんと押し入れの奥から一斗缶を探し出してきてくれました。お煎餅が入っていた一斗缶だそうです。

こうやってみるとペール缶とあまり大きさが変わりません。これなら一斗缶で作ってもよかったかなと思いましたがペール缶の方がうんとかっこいいと思います。

なんによらず、外見、みてくれは大事なのです……

 

 

追記;

自家燻製初体験は茹で卵とベーコンと鶏ハムでした。やってみて初めてわかることが多くてそれも楽しい初燻製体験でした。

sktrokaru.hatenablog.com