KKC(蒸気工作派のための鉄道模型通信「古典機・軽便・そして地方鉄道」)サークルのリアル集会を見学してきました。
主に16.5mmスタンダードゲージ古典機やHO、Oスケールナローゲージの精密スケールモデル蒸気機関車真鍮自作工作を楽しんでいる方々のサークルで、メンバーの大半が雑誌コンペ入選や記事掲載の常連の有名な方ばかりというものすごい集まりです。
展示されている作品は、雑誌やウェブで見ているとは言え、実物を肉眼で見るとどれも驚くようなものばかりで思わず見入ってします。
現物を見たかった仙台Kワークスの3tドコービルは、小ささと精密さに圧倒でした。
おおきさは親指の上に乗るくらいです。
メンバー競作モーガルテンダーの展示も進められている最中でしたが、これだけ大きな会場になると鑑賞する距離が遠くなって残念です。
今回KKCミーティングを見学して、これらはもう殆ど手作り精密工芸品や宝飾品製作の世界かもと思いました。
もうひとつ、若い人たちと話していて、3Dプリンターの製品がどんどん進歩して積層痕や強度を気にする必要のないレベルに達しつつあることも実感。
シュレマル工房が使っているFDM方式の3Dプリンターは、鉄道模型の世界ではもう完全に論外扱いの時代遅れになってきてしまっているようなのがなんだかとても哀しく感じました。
これから機材や製法技術の発達で相対的に鉄道模型の世界はどんどん精密化していく方向にあるのかもしれませんが、このサークルのような手づくり模型工作の世界でも市販メーカー製品の世界でも、実写特撮ミニチュアアート系?写実リアルスケールモデル路線と精密工作特殊工芸アート作品的路線の関係はどうなっていくのかなと思います。
久しぶりに会う知り合いの方々ともお話し出来て楽しかったですが、体調が万全でないので早めにおいとますることに。
外は雲が綺麗な青空でした。