知り合いのじいじが、溺愛している孫娘を鉄道模型ファンにすべくLEGOデュプロトレインを教材に使って英才教育をするのだというのですが、デュプロトレインのレールはガイドのついた板状でレールの形をしていません。
当然車輪もフランジがなく、ただのタイヤ状の車輪です。
これがじいじには気に入りません。鉄道の一番大事な要素形状を学べずして立派な鉄道模型ファンとして成就する事は不可能。
そこでじいじは考えました。デュプロトレインの線路の幅はほぼ45ミリ。フランジ付きの車輪に変えればGゲージの実物そっくりの線路を走らせられるのではないか?
早速車輪をひっぺがし、Gゲージの車輪を取り付けてみましたが、加工が面倒ですしせっかくの素晴らしいLEGOデュプロのデザインを生かす事が出来ません。
というわけで、ちょっとした部品なら3Dプリンターが使えるかもと余計なことを漏らした蕗狩軽便シュレマル工房に要請が……
そこで蕗狩軽便シュレマル工房は考えました。この円筒形の車輪にフランジの付いたタイヤを3Dプリンターでつくって嵌め込めば、という計画で早速作図。はめ合い調整に何度か試作して、なんとかできました。
結果はご覧の通り。
目出たくGゲージ化成功です!手練れ工作人モデラーじいじが求める厳しい水準には少々足りないのか微妙な表情が気になりますが、ほぼ満足の様子。
白いPLA製なので塗装はじいじの出番です。器用なじいじのこと、朝飯前の仕事でしょう。
これでじいじは計画通りの孫娘英才教育にやる気満々です。
お手伝いできて、蕗狩軽便シュレマル工房も嬉しいです。