蕗狩軽便図画模型工作部日記

ー シュレマル工房 覚え書き ー

3Dデータバッシング

On30ナベトロが予想以上にうまくできた(自社比較)ので、せっかくだからこれに似合う機関車を誂えたいと、手を出しました。

ナベトロの方は作例のお手本があったとはいえ、しっかりとプロトタイプを参照して自分なりに設計し直していちから作図したものですが、今度はそこまでの気力はありません。

ということで、ネットにアップされているフリーデータをてきとーに集めてきてこれを切ったり貼ったり拡大縮小したりしたい放題にいじり倒してひとつ機関車をでっちあげようと……

キットバッシングならぬ3Dデータバッシングですね。

ということで、文字通り拡大縮小、切ったり貼ったり伸ばしたり縮めたりして、とりあえず今のところこんな感じ。

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ドンガラだけはほぼカッコつきましたが、まあ、FDM方式のプリンタではなかなか細かいディテールを望むのは大変。うん、ナローのしかも自由形やっててよかったなあと今更ながら。

さて、これから動力を如何しようか、というのが実は大問題だったりするわけです。

いやほんと、どうしよう……

 

追記:

先日からナベトロをつくっていた時も感じていたのですが、作図と実際のプリンター出力結果は別物だということ。

FDM方式のプリンターの場合、通常ノズル径が0.4mm、レイヤー高は標準で約0.2mm、高精度出力でも約0.1mm、物理的にヘッドを動かして積層プリントする都合上、振動や誤差による乱れ、ヘッド折り返し、終端部分での樹脂の溜まり、糸引き等のため、到底光造形のような精細な出力はできません。

0.3mm径ノズルを使用しても、ウェブサイトで作例を見る限り状況はあまり変わらないようです。

作図ではいくらでも精細に作り込めますが、実際に出力してみて反映されかつ好ましい造形になるかどうかは全く別で、試行錯誤しながらの調整、デフォルメが必要になります。

 光造形方式の方はかなり状況が違うのだろうと思いますが、FDM方式はFDM方式としてそのテイストを生かした造形を楽しんでいくのが良いのかなと思うところです。

あらためて、なんでもありのナロー自由形やっててよかったなー、と^^;