ジュール・ヴェルヌの海底2万マイルにも出てきて、まえまえから気になっていたんですが……買ってしまいました。
19世紀ヨーロッパで使われていたという天気予報器具だそうです。液体の中にできる結晶の状態をみて天気を予測できるというのですが……
これ以上、へんなものよけいなものをふやしてはいけないと肝に銘じているにもかかわらず、あまりにも魅力的で、手を出してしまいました。けっこう大きいです。高さ20cmくらいあります。
配達されたとき揺すぶられて結晶が粉々になっていたので、湯煎にかけてとかして丸一日。底の方に結晶が出来てきたところです。
天気がよいので、あまり派手な結晶はできないようですが、これから台風なんか来たら、どうなるのか、ちょっと楽しみだったりします。
ウィキペディアに解説がありましたので引用しておきます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一般的なストームグラス[1]は、樟脳 2 ドラクマ、純粋な硝石 1/2 ドラクマ、塩化アンモニウム 1/2 ドラクマを粉末にして 2 オンスの酒精に溶かし、長さ 10 インチ・直径 3/4 インチのガラス管に流し込み、口を紙や革で封じて作る。ストームグラスの内容は、天気に応じて次のように変化する、といわれている。
・ 天気が晴れるなら、ガラス管内の固形分は完全に底に沈み、液体は澄みきる。
・ 雨に変わる前は、沈殿物の量が徐々に増え、星のような形のものが透明の溶液中を浮遊する。
・ 嵐やひどい風の前には、固形分の一部が溶液の表面まで達し、大きな葉のような形になる。溶液は濁り、発酵しているように見える。この現象は天気の変わる24時間前に見られる。
・ 冬、特に雪や霜のときには、管の高い位置まで沈殿物が積もる。内容物はとても白く、浮遊する点状のものが見られる。
・ 夏、とても天気がよく暑くなるときは、沈殿物は管の非常に低い位置までしか積もらない。
・ 風や嵐が接近してくるときは、接近してくる方向の反対側のガラス管の壁に沈殿ができる。
ストームグラスの内容が変化する原因ははっきりとしないが、大気の温度や湿度、気圧、大気電気学的な影響等によって、溶解度や結晶形状が変化するためと考えられている。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夜になって、雷が鳴ってきたので、ひょいと見たら……水面付近に木の葉のような形の結晶が出来ていました。たしかに雷が鳴る方向の反対側に出来ています。偶然かな?
追記;
台風が来ているので、ストームグラスの結晶が発達しています。直撃だったら、もっとすごい結晶ができるんでしょうか?