蕗狩軽便 図画工作日記

ー シュレマル工房 めもらんだむ ー

「鉄道模型趣味」誌の「3点支持」解説記事が面白い

貸してもらった古いTMSを見ていたら、「3点支持は脱線防止の万能薬では無い。その実態と模型化を再検討する」という解説記事に行き当たりました。

f:id:sktrokaru:20210412214716j:plain

1957年12月号だから65年近く前の記事ですが、昔からイコライジングの原理?理屈?への関心は高かったようです。

興味を引かれたのはこの図。

f:id:sktrokaru:20210412213211j:plain

なにを考えてこんな妙な機構の図を?

それから、この図。

f:id:sktrokaru:20210412213241j:plain

パースが変だしイコライザーの天秤棒?の向きもおかしく見えるし(イラスト清書担当がよく理解していなかった?)、示したい事もぱっと見わかりにくい図で、なんやのん?これ?と、取り敢えず最初から読んでみることにして真面目に文字を追い始めました。

この時代はもちろんまだロンビック、等角逆捻り機構の概念はありません。なのでとにかく3点支持をピボットに据えて、のんのんずいずい話を展開していく文章がなかなかに面白かったです。

こういう読んでいて楽しく知識も得られる文章って今ではそう見られないような気がします。

しかし、ずーっと読んでいくと、右往左往あちこち鼻面を引っ張り回された末に、結局はボギー車は側枠イコライジングの2点支持台車横揺れをボルスタのバネで支えるのが最良とか、4-4-0を引き合いにイコライザーの原理と3点支持の関係をしっかり理解して適用すべしとか、今更ながらの結論に落ち着いてしまって、なんかすこし拍子抜け。

でも文章がわかりやすく軽快な上に、タイトルにカットイラストがあしらわれていたりもして、とても楽しく勉強になる記事を読むことが出来ました。

冊子をめくっていると、この記事以外にも、今ではちょっと考えられないような独特の雰囲気を持った語り口の文章がそこここに見られて、当時の鉄道模型趣味の楽しみ方の片鱗を覗き見出来たような気がしました。