蕗狩軽便 図画工作日記

ー シュレマル工房 めもらんだむ ー

ハヤカワ文庫「テンプル騎士団の古文書」

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どうも調子が出ないので「テンプル騎士団の古文書」というタイトルからしてB級臭が香ばしい海外小説を読み始めたのですが、22ページ目にして文字通り押しも押されもせぬB級エンタメ小説確定となりました。

女性主人公が、誰もが眼を奪われる程魅力的な色っぽい才色兼備のシングルマザー考古学者で、他の登場人物も皆美男美女にマッチョにオカマという念の入ったチート設定が強烈過ぎ。加えてご都合主義の展開が軽快で面白いとくればもう良質B級エンタメ作品?確定で超安心して読めること請け合いです。

というわけでボチボチと読み進めていくと、何というかもう文字通り絵に描いたように息つく暇もなく繰り広げられるカーチェイスから銃撃戦からビル屋上の追撃バトルから囚われの身の主人公の地下通路危機一髪脱出劇から炎に包まれる身体から燃え上がる厩舎に爆走する馬達から何からetc.etc.とこれでもかというくらいてんこ盛り展開の冒険活劇アクションシネマを観てるみたいなノンストップアクションミステリー?エンタメノベルです。

が、ふと表紙カバー見て、これ、原題が、「ザ・ラスト・テンプラー」というのを発見。「ラストエンペラー」のもじりかい!?

邦題を「テンプル騎士団の古文書」としたのもわかる気がします。原題そのままだと、「最後の天ぷら」って茶化されてしまいそうですものね。

ということで上巻読了。

下巻読んだらまた追記します。

 

追記:下巻読了

下巻に入ってお約束通り女主人公が女性ならではのキャラ全開の大活躍で男性準主人公とのロマンスも取り混ぜながら、その他冒険活劇アクション場面の全く調子は変わらずに、ダイビングに銃撃戦にヘリコプターに大嵐の沈没船サルベージに船上大活劇にこれまたお約束通り島の浜辺に瀕死の漂着にその他色々etc.の末に如何にもの大団円?という……全く持って絵に描いたような文字通りの良質?B級冒険活劇アクションミステリーエンタメノベルそのものの読後感で大満足?かな?と言うところでした。

解説を読むと、作者はアメリカの売れっ子脚本家で、映画脚本として完成していたものをノベライズしたものだと言う事で、ああ、そう言う事だったのね、と納得しきり。

キリスト教信者にはどうかわかりませんが、八百万の神を祀る日本人には、調子悪い時に何も考えずの流し読みには楽しくておすすめの作品だと思います。