蕗狩軽便図画模型工作部日記

ー シュレマル工房 覚え書き ー

灯油ランプ

ランプを灯したくなって、昔々に買って一度もつけたことのなかった吊りランプを点けてみました。

燃料は、娘が豆ランプに興味を持って買いこみ、結局ほとんど使わずに置いて行ったレインボーオイルというパラフィンオイル。ところがなぜか上手く燃えず芯がみるみる焦げて消えてしまいます。

何しろ50年ほども前のランプなので棒芯が劣化するとかしているのかも、とネットで何種類かの棒芯を取り寄せて試してみましたが上手くいきません。

棒芯を取り寄せるついでと言い訳して一緒に買った平芯のランプではほとんど問題なく燃えてくれます。

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なぜ古い棒芯のランプではダメなんだろうと困惑しましたが、ふと思い付いて試しに本来の燃料である白灯油に入れ替えたら、見事に問題なく点灯してくれました。

パラフィンオイルは、粘度の関係などで吸い上げが悪いのが原因なのだろうと思います。

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灯油は臭いと聞いていましたが点灯中は殆ど気になる様な臭いは感じません。

色々な太さ硬さの棒芯に糸を巻いたり叩いて柔らかくしたりの試行錯誤の意味が殆どなかったという結果になりました。

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平芯のランプにも白灯油を入れて灯してみたら、本来なら棒芯よりも燃焼効率も良さそうに思えるのに、なぜかこちらは酷い灯油の臭いがします。

もう一度パラフィンオイルに変えてよくよく確かめると、パラフィンオイルでもロウソクを消した時の様な臭いがしているのに気づきました。

何処か壊れているのか設計が悪いのかなとバーナーをよく観察すると、芯筒が僅かに片寄っている様に見えます。分解して上部のドームを取り外し、できるだけ歪みを直して芯筒先端の位置がドームの開口部中央に来る様にしましたが、これで大丈夫かどうか、後でもう一度白灯油を入れて確かめるつもりです。

 

追記

試してみました。やはりバーナーの歪みが原因でした。燃焼中の灯油の臭いは、バーナーの空気の流れを調整したら殆どしなくなりました。おそらくは形だけ真似た安価な製品が少しの調整でこんなに安定して燃焼し明るく灯ってくれる様になるとは思わなかったので、かなり嬉しいです。