20数年前に京都の松本模型を訪れた際にオバちゃんに言いくるめられて(笑)、10年ぶりの来店記念?として購入しそのまま死蔵していたバックマン製On30トラム京都市電バージョンですが……ひさしぶりに箱から出して自動往復運転線で楽しもうとしたら動かなくなっていました。
室内灯やヘッドライトは点くのだけれど、びくともうごきません。これはモーターがいかれたのかな、と分解してみたらモーターのコンミ周りがまっくろけの油でべとべと。麺棒で拭って通電すると弱々しくはありますが回り始めました。
しかしそれだけでは根本的な処置にはなりません。なにせモーター全体に油が回っている様子ですからこれをなんとかしないと。ということで、以前にキドマイティーを復活させたときの例にならってレールクリーナーにドボ付け洗いしようと考えました。
しかし手元にはクリーナー液の買い置きがありません。そこで蕗狩軽便図画工作部シュレマル工房は考えました。中学校の技術家庭科で自転車の部品とか灯油で洗ったよね。ひょっとしてこれって灯油でもいけるんじゃね?ということで、やってみました。
ジャムの瓶に入れた灯油にモーターユニットを放り込んでがしゃがしゃ振り回すと灯油がうっすら濁るくらい汚れが洗い出されます。
瓶から取り出してティッシュでてきとーに灯油を拭き取って通電すると元気に回るので結果は上々と判断。
そのまま一晩放置プレイで乾かし、軸受けメタルにオイルをさして処置完了。元通りに組み立てて線路に載せると元気に走り出してくれました。