子宝、安産祈願の神社としても有名な多摩川河岸の高台にある浅間神社です。
参道坂道の石畳は何故か本格的なヨーロッパ風の、パターン境目が溶け合う扇状の石畳です。
石段の途中に、白糸の滝と名付けられた湧き水がありました。富士山信仰由来のものでしょうか?
参道周囲のゴツゴツした岩は富士山の溶岩だそうです。小御岳石尊も祀られています。
境内脇の展望台から眺める武蔵小杉方面の景色。雲がなければ美しい富士山を眺望できるそうです。
昔はこんな感じで見えたというスケッチです。
境内には、子宝祈願の子産石もあります。
神輿も展示されている社殿で安産祈願のお祓いをしていただき、絵馬を奉納。
昨日の池袋鉄道模型芸術祭参加でへばったのが影響したのか股関節の痛みが再発しストックをついていたので、息子が病気平癒の御守を買ってくれました。
ここのところいろいろあって心身ともに不調でしたが、息子夫婦の安産祈願と合わせて木花咲耶姫命が癒してくださるかもしれません。
石段側の参道を降り切ると、こんなものがありました。大祓詞とあります。チベットのマニ車みたいです。初めて見ました。中に鈴が入っていて回すと涼しい音がします。
浅間神社の高台の続き、線路を渡った北側の川沿い丘陵地は、多摩川台公園となっています。
丘陵の上には調布浄水場跡地を利用した園地がありました。
丘陵の尾根に沿って亀甲山古墳始め8基の古墳が並ぶ多摩川台古墳群があります。
ビジターセンター?の古墳展示室では、多摩川沿いの古墳群の歴史や知識のわかりやすい展示が楽しめました。
多摩川駅の南側には、田園調布せせらぎ公園と太田区民の地域活動・文化活動の促進施設、せせらぎ館があります。無塗装木材装飾部材を多用した壁面や内装を特徴とする今風?鉄骨大空間建築で、外壁に貼られた木材の黒ずみや汚れがひどくなる前にはきっともっと華やかでかっこよかっただろうなと思います。
日曜日とあって訪れている人たちも多く、あちこちに設られた机で読書や勉強をする人でいっぱい。併設の喫茶レストランも満員でした。
目を引かれたのはトイレのピクトラム。
なかなか面白いです。しかし、一般的にトイレを表す青赤男女シルエットをデフォルメした線画ピクトグラムに、何を描いているのか少しわかりにくい多目的トイレ?を表すピクトグラムを加えたサインはかえって混乱してしまう可能性がありそうで気になります。私は理解するのにしばらくかかりました。また何を表しているのか全然わからないピクトグラムがあるのが残念です。
何はともあれデザイナーさんたちが頑張ったのだろうとは思いましたが、内装の白木板材天井装飾はくすんで裏に埃が溜まっていそうだし、壁の装飾や床の板材も古びて来ていて手入れが大変だろうななどと余計なこともちょっとだけですが考えてしまいました。
せせらぎ公園の遊歩道を歩いていくと、滝のある池に鴨がいました。
追記;