簡単にまとめると、
明らかに寿命再充電回数に達していないエネループ(4本)の充電中に充電器ランプが点滅して充電ができなくなりました。そこで、
・電池の接点部を金属磨き剤ピカールで拭って汚れを落とした後再充電し不良再確認。
・エネループ充電池を電球やモーターで完全放電、で2本が復活。
・鉄道模型コントローラーなどの可変電源を利用し、2.5V程度の電圧で短時間強制的に充電後、再度完全放電、で1本が復活。
合計4本中3本がいちおう再充電可能になりましたというお話です。
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注意;
本記事で行なっている完全放電によるエネループの復活は、たまたま一部成功しただけのことで、決してお勧め出来るものでは無いことにご留意ください。
ニッケル水素電池を末永くお使い頂くために PZ18130 - ニッケル水素電池&充電器 - Panasonic に示されている通り、ニッケル水素電池の完全放電は本来避けるべき事のようです。
また、マニュアルには示されていない強制的な充電を行う場合は、発火爆発等事故の危険性に留意し、自己責任で行ってください。
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以下その経緯です。
エネループの充電器の緑色のランプが点滅して充電に失敗するようになりました。
エネループの充電不良は接点に酸化被膜(サビ)や汚れで覆われて接触が悪くなることが原因であることも多いので、まずは金属磨き剤のピカールをつけた布で接点を綺麗に磨きましたが改善しません。
マニュアルを見ると、0.5秒間隔の点滅は、電池の不良か寿命とのこと。一旦放電してから再充電してみてダメなら電池の寿命と記してあります。
再度一本ずつ確かめましたが、やはり4本のうち3本が数分〜数十分で点滅し始めます。残り1本も数時間後に点滅。まだそんなに何度も再充電していないですし、セットで使っているのに不思議です。
なので、どこのご家庭にも5つや6つは必ず転がっているマブチモーターと電池ケースを鰐口クリップコードで繋いで放電させました。
完全に放電してから再度1本ずつ充電器にセットしたら、4本のうち2本はランプが点滅せず再充電できるようになりました。
ダメな電池も100回以上再充電していないことは確実なので寿命には程遠いはず。ここで諦めるのはちょっとというわけで、以前15年放置していたラジコンボートのニッケル水素電池を無理矢理に復活した方法を試してみました。
2本の電池を鉄道模型コントローラーの可変電源に繋いで2.5Vの電圧で10分間ほど強制充電後に放電します。これで1本は、いつダメになるかはわかりませんが、取り敢えず充電器のランプが点滅することなく充電できるようになりました。
まだ点滅する残りの一本の電圧を測るとなんと1.1Vありました。モーターをつなぐと1個なら回せるのでこれで完全放電させます。
結果は……それでもダメでした。型番や使用状況の違う電池を混ぜて使ってしまった可能性もあり、気づかないうちに予想以上のダメージを受けたかもしれません。諦めるほかなさそうです。使用中の電池は改めてチェックし直し、注意して管理しようと思います。
新しいエネループは性能も上がっているらしいのでこの際購入してストックしておくことも検討中です。