蕗狩軽便図画模型工作部日記

ー シュレマル工房 覚え書き ー

小さな子供は大きさの概念が無いというお話のこと

むかし、長男が幼稚園を脱走して一時行方不明になった時、園児たちが机の引き出しを開けたりゴミ箱の蓋を開けたりして、「ここにもいない、ここにもいない」と探してくれたというのを先生から聞きました。

2、3歳までの子供は大きさの概念がないので、こういう行動をとったりするのだそうです。

へえそんなことがあるのか、と半信半疑で興味深く感じていましたが、その実例を目の当たりにして文字通り感動してしまいました。

写真の赤い◯の中は、1/12ドールサイズのプラ製ミニチュア三輪車です。3輪車が大好きでいつも凄い勢いで乗り回している1歳6か月の孫が見つけてこのミニチュアに乗ろうとしているところです。

ママが「え?りっくん、乗るの? それに乗るの?」と声をかけても、何度もこの格好をして頑張っていたので、思わず写真を撮りました。

自分の子供たちでは観察したことがなかったので本当に驚きました。

とても印象的な、記念すべき観察記録写真?になりました。

面白いのは、対象物の形と用途、働き、使い方をしっかり認識しているということです。なのに大きさの概念だけがなくて、それで自分の周りの世界、環境を把握し、普段はそれなりに問題なく動き回っているということに改めて驚いてしまいます。