蕗狩軽便 図画模型工作部日記

ー シュレマル工房 覚え書き ー

ビッグサイト国際展示場でエコプロダクト展2022を見学してきました

ビッグサイト国際展示場でエコプロ 2022| 企業のSDGsの取り組みを学生や企業に直接PRできる大規模環境展示会を見学してきました。

銀座から都営バスに乗ってビッグサイトまで、真っ平らな埋立地タワーマンションが林立するすごく人工的なエリアの眺めが何度見ても不思議な感じです。

到着したのはお昼前でしたが、学習体験授業なのでしょうか、たくさんの小中学生があちこちのブースで質問形式の展示に参加して熱心に説明を聞いていたり、会場は大賑わいでした。

企業や環境省消費者庁それから各都道府県など公的機関の大きな展示がたくさんあるほか、大学や高校などの研究室やクラブのパネル展示みたいな小さいブースもたくさんあって、活動発表の場のひとつになっているのかもしれません。

都道府県が共同で棚田の観光紹介展示するコーナーなどもあって、SDGsの文字があまり目立たないように思えたのが意外でした。

展示の中で興味を惹かれたのは、どちらかというとリサイクル、リユースを前面に出したものよりも下水道やライフラインその他施設管理メンテナンス、交通、運送などのインフラ関係、それから素材関係でした。

素材関係では、PLA(トウモロコシ原料の生分解性プラスチック)はもう今更ながらですが、ホタテ貝の貝殻や木粉などを混ぜたプラスチック製品や菜種油を精製してつくる絶縁オイルの話など、わかりやすく詳しい説明をして頂けて初めて知ること理解出来たことだらけで、ぐっと頭が良くなった気分になってしまったのは内緒です。

リサイクルでは、セイコーエプソンの、水を使わないで紙を再生するプラント?が、トラックの荷台に積み込めるくらいの大きさで、これにはびっくりしました。お役所の機密文書などの処理にも利用されていて、もうすでに日本だけでなく海外でも採用されているそうでした。

経営や運営システム関連の展示は私のような一般人素人にはあまりよくわかりませんでしたが、NEXCOの関越道除雪対策の未来を描いたアニメはとても面白かったです。

定番?の木材利用製品や森林自然環境関係の展示コーナーもありましたが、なんとなく、もう木材利用、森林というだけでは注目を浴びないようになってきたみたいな雰囲気も感じられて微妙でした。

ここからは、蕗狩軽便図画工作部シュレマル工房の個人的趣味性癖に全振りしてcheck itした画像です。

何故かデロリアンが展示されていました。未来バージョンではゴミが燃料?という繋がりのノリでしょうか?

環境省の展示コーナーにも何故かスーパーカー?みたいなのが。

木からつくったミライのクルマ、だそうですが……

プロジェクトの主幹?(言い出しっぺ?)は京都大学と書いてありました。

運輸関係では、トラックやタンクコンテナの展示のほかにJRから保線関係車両を中心にしたメンテナンス技術の展示があって、毎日普通に営業運転している電車に取り付けられていて線路の状況を監視する機動変異モニタリング装置運用状況の模型を展示していました。

数ヶ月おきに運用する特別な保線車両ではなくて、現在はこういうシステムで常にモニタリングしているのですね。

線路の上と道路の両方を走って移動できる軌陸式レール探傷車というのもありました。

今回いちばんのお土産はこれです。

JFEグループのブースで貰った鉄鉱石です。普通の石より重くて、表面の赤い粉は赤サビと同じものだそうで、よく見るとところどころにキラキラ光る自然鉄の粒があります。

すっかり夢中になって会場を出たのは夕方になっていました。

銀座までのバスの窓からは綺麗な満月が見えました。

川沿いのイルミネーションも綺麗で人工的な風景も良いなと思っていたら、タワーマンション林立エリアに差し掛かり、密集して聳え立つ真っ黒なタワーマンション群の疎に光る窓の風景がおどろおどろしく凄まじくて、ブレードランナーのシーンを連想してしまいました。

帰り道、秋葉原に立ち寄って電子工作の部品を買った後、久しぶりに万世橋駅跡高架橋下のアーケードを通り、ジオラマ展示を見てきました。

展示している場所の雰囲気とも良く合って何度見ても魅力的なジオラマです。

ということで、怠け者の極致みたいな蕗狩軽便図画工作部シュレマル工房としては異例の活動的な1日でした。