蕗狩軽便図画模型工作部日記

ー シュレマル工房 覚え書き ー

最近よく見かける金属製バーベキューコンロ形焚き火台はアフリカの改良かまどのような位置付けで意識高い系の若いデイキャンパーカップルに好んで使われているのだろうかというお話です

今日の朝ごはんは、久しぶりに青空の下でいただきました。

ところで昨日も今日もですが、ふと気になったのは隣になった若いカップル達が使っていた焚き火台のことでした。

真四角の金属製バーベキューコンロみたいな形のもので、それで割った薪を燃やして上に乗せた網で料理をしていました。

下の商品チラシ画像のような焚き火台です。(販売者の回しものではありませんので念のため。商品チラシ画像ならまさか画像無断使用などと言われたりしませんよね)。

河原で使っているのを見た時は、もっと太い鉈で割った薪をそのまま突っ込んで燃やしていました。

ちなみに蕗狩軽便図画工作部シュレマル工房が使っているのは下の画像のようなメッシュや受け皿タイプの焚き火台です。

お湯を沸かしたりお餅やトーストを焼いたりフライパンや鍋を使う料理は主に焚き火を炭火にして行いますが通常は料理用バーナーを使います。若いカップルたちもバーナーを併用していたように思います。

そこで思い出したのが、アフリカで伝統的?に使われていた三つ石かまどの燃料効率が悪く薪をたくさん消費するため樹木の過伐採に繋がって生活環境までも劣化破壊されてしまうということで、改良かまどの普及に努めているという話でした。

ちょうど参考になるページがありましたが、画像付きリンクができなかったので引用としてページのスクリーンショットとURLを貼りました。

https://www.gef.or.jp/desert/photos/measure06.html

まさに蕗狩軽便図画工作部シュレマル工房が使っている焚き火台は三つ石かまど、若いカップル達が使っていた焚き火台は金属製改良かまどにあたるわけですね。

NHKテレビの「魂のタキ火」なんかで立派な薪をふんだんに使って燃え上がる炎を楽しむだけの焚き火はなんだか言語道断?のような気がしてきました。

目的が違うんだからとやかくいうことはないのですが、こういう連想・比較をしちゃうと、意識高い系キャンパーの間ではバーベキューコンロ風焚き火台がとても環境に優しいスマートでおしゃれな焚き火のキャンプギアという位置付けで使われているのかなあ、と考え込んでしまいました。

 

追記:改良かまどについては、こちらにも参考になる面白いページがありました。

rwandanote.com

でも読んでいくうちに土の捏ね方の失敗辺りから頭の中に疑問符が湧き始め、最後の方でこれまで使っていたかまどの写真が出てきてこれって……と……以下略……

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ルワンダで改良カマドつくってみた〜カマドヨーコの作り方と失敗ポイント〜 | Africa Noteより

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曇り空でしたが梅雨の合間を縫って久しぶりに焚き火をしてきました

雨模様が続いて、低気圧のせいか調子もやる気も低調だったのがちょびっと回復したみたいなので久しぶりに焚き火をしてきました。

いつもの河原です。土曜日ですがまだ朝早いのであまり人はいません。

向かいの岸でシラサギがゆっくり歩いて餌を漁っていました。

このあとしばらくしたらデイキャンパーやバーベキューのグループがたくさんやってきて見る間にいっぱいになってきました。賑やか。

みんなすごくオシャレなキャンプギア?を取り揃えて蕗狩軽便図画工作部シュレマル工房のようなルンペンスタイルはほぼ皆無。

綺麗に貼られたタープの下で、斧や鉈を使って薪割りをしたりファイヤースティックっていうんでしょうか割った薪をナイフで削ってパンチパーマみたいにしている人も。キャンプグッズ実演展示場みたいでした^^;

若いおしゃれなカップルも多くて、今は本格的にファッショナブルなキャンプブームなのですね。

訪れる人たちのマナーも随分良くなったと掃除管理のおじさんが言っていました。でもまだビールの缶やゴミ屑を撒き散らしていく人もいて、今回も目につくゴミを拾うところから。

必ずと言っていいほどその手のゴミの周りにはタバコの吸い殻が広範囲に散らばっていてなんだかなあと思います。

混み合って来ないうちにと早々に片付けてキャリーを曳いて歩き出した途端にちょっと年配のカップルがやってきて荷物を下ろし始めました。午後からは凄く賑やかになりそうです。

ファンタジー小説 「ミストボーン」 シリーズ

この作品、今は絶版になっているのでしょうか?書店では見かけません。

SFファンタジーです。「ライラの冒険」とどっちがおもしろいかというくらいおもしろかったです。あらすじなどは、こちらをみてください。

「ミストボーン」は3部作の第1部。このあと第2部「ミストスピリット」第3部「ミストクローク」と続きます。3回読んで、そろそろ4回目の再読をしてみようかというくらいの気分です。

ファンタジーの例に漏れず、荒唐無稽の魔法的要素が濃いのですが、それがちゃんと物理法則?に従ってたり、機能の理論体系が整ってたりするのがおもしろいです。スピード感と頭の中に映像が浮かぶ感じの描写が特徴のような気がします。人物描写などもあっさりめですが巧みにされていて好みです。

中世暗黒時代のような残虐描写ややたらいっぱい人が死ぬ場面も出てきます(お涙ちょうだいや感動とは無縁なので結構あっさりしています)し、映像的にかなり血と死体が飛び散っちゃう場面が豊富なのでそういうの嫌いな人はちょっとどうかなという気がしないでもありません。

硬派ファンタジー?がお好きな方にはおすすめの作品だと思います。