蕗狩軽便図画模型工作部日記

ー シュレマル工房 覚え書き ー

ファンタジー小説 「ミストボーン」 シリーズ

この作品、今は絶版になっているのでしょうか?書店では見かけません。

SFファンタジーです。「ライラの冒険」とどっちがおもしろいかというくらいおもしろかったです。あらすじなどは、こちらをみてください。

「ミストボーン」は3部作の第1部。このあと第2部「ミストスピリット」第3部「ミストクローク」と続きます。3回読んで、そろそろ4回目の再読をしてみようかというくらいの気分です。

ファンタジーの例に漏れず、荒唐無稽の魔法的要素が濃いのですが、それがちゃんと物理法則?に従ってたり、機能の理論体系が整ってたりするのがおもしろいです。スピード感と頭の中に映像が浮かぶ感じの描写が特徴のような気がします。人物描写などもあっさりめですが巧みにされていて好みです。

中世暗黒時代のような残虐描写ややたらいっぱい人が死ぬ場面も出てきます(お涙ちょうだいや感動とは無縁なので結構あっさりしています)し、映像的にかなり血と死体が飛び散っちゃう場面が豊富なのでそういうの嫌いな人はちょっとどうかなという気がしないでもありません。

硬派ファンタジー?がお好きな方にはおすすめの作品だと思います。