蕗狩軽便 図画模型工作部日記

ー シュレマル工房 覚え書き ー

マルちゃん(うちの猫くん)大脱走事件発生。なんとかことなきを得てホッとしました

いつものようにシュレとマルそろって湯たんぽネコしておとなしくいてくれているとばかり思っていたのですが……(黒いほうがマルくんです)

いつもうるさいマルくんの鳴き声がしばらく聞こえないのに気が付いて、家の中を探し回ったのですが姿が見えません。

裏庭に出たのかと見てもいません。

何回も家中探しても行方不明。

そこでやっと裏庭から通路に出ないように張ってあるしきり網の隙間から出たのかもと家の周りを確認しましたが、いない……

どうやら敷地の外に迷い出てしまったらしいと気づいて冷や汗が吹き出しました。

マルちゃんは、片目をなくして残った方の目も瞳孔が閉まらずあまりものがよく見えていません。それにほとんど裏庭にも出ないねこなので、迷い出たらおそらく自分で帰ってくることは無理です。

困りました。

慌てて家の前の道路から探し始めたのですが、よく鳴く猫くんなのに声ひとつしません。

たまたま外に出てこられたお隣のご主人に「うちの猫を見なかったですか?」と聞いたら、「1時間ほど前に向かいの車庫の前で猫がいるのを見かけて、どこのねこちゃんかなあと思っていたけど、あれがそうだったのかな?」と。

特徴をよく聞いたら、間違いなくマルちゃんです。このあたりには他にも時々うろうろしている猫ちゃんがいますし、マルちゃんが外に出ることはなかったのでうちの猫くんだと気づくはずもありません。それでもたしかにこの辺りにいることがわかって感謝です。

急いで住宅地内の道を順にぐるりと回ってマルちゃんを探しましたが、まったく影も形も声もありません。隣接する雑木林の方も探しましたがダメ。

どうしようか、これは迷い猫のチラシをとか、保健所に保護されてないか聞くとか、いろいろ考えながら半時間ほどさまよって、もう一度時間をおいて探してみたらと、自宅に向かい始めたら、かすかに「にゃあ」という鳴き声が右後ろの方から……

はっと振り返りましたが、姿は見えず。

道を引き返しながら聞こえた方を注意深く見ていたら、住宅脇の駐車場に停めてある車の下にうずくまるようにいるマルちゃんを発見!

ホッとしました。

びっくりして逃げられないように、ゆっくり近づいたら顔を見上げてきたので抱き上げた途端に大声でにゃあにゃあ鳴き始めました。

外に出てからおそらく2時間近く経っていますし、マルちゃんにとっては相当離れた場所なので帰り道がわからなくて怖かったんでしょうね。

お隣さんに、見つかったことをお知らせしお礼を言って、自宅に連れ帰りました。

家の中に放したら、ひとしきり鳴きながらうろうろと歩きまわり、餌をあげても知らんぷり。なかなか落ち着かない様子で、椅子に座るとすぐに膝に乗ってきたりの繰り返しです。

湯たんぽを温め直してあげたら、やっとまた湯たんぽ猫になってくれました。

裏庭のしきり網柵はつくり直さなければなりませんが、とりあえずは棒を曲げてしのぐことにし、本格的に直すのはまた今度ということにしました。