蕗狩軽便図画模型工作部日記

ー シュレマル工房 覚え書き ー

裏庭の巣箱からシジュウカラさんの雛が巣立ちました

朝から雛の声が賑やかだなと思っていたら、しきりに親鳥が巣箱に餌を運んできます。雛鳥も巣箱の入り口に顔を出して親鳥から餌を受け取っていました。

と思ったら巣箱の穴から身を乗り出した雛がいきなり飛び出しました。巣立ちです。

1時間ほどの間に、親鳥に餌を貰って促されるのか、続けて3羽が巣立ちました。

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巣箱には5羽いたはずですが、このあとしばらく見ていても後が続きません。耳を澄ませると小さく鳴き声が聞こえるので巣箱にはまだ雛が残っているようです。

しばらくして親鳥が来て餌を与え雛を促したと思ったら、雛が巣箱の穴の外に出てきて飛ぼうとしましたが、上手く飛べずすぐ下の敷レンガに着地。怪我はなかったようですが、他の雛の2/3くらいの大きさしかありません。

ずっとじっとしていて親鳥もやってこないので、しばらく見ていましたが巣箱に戻すことにしました。

巣箱を開けると、残っていた1羽は亡くなっていました。巣箱に返そうとした子より体は大きいのに残念です。取り出して花壇に埋めました。

雛を巣箱に帰して5分も経たないうちにまた親鳥が青虫を咥えてやってきて、巣立ちを促します。

今度はもう少し遠くまで飛べましたが、やっぱりしっかり上手く飛ぶことができず、トマトの苗に留まって親鳥を呼んでいます。

しばらくすると親鳥がやって来て雛に給餌するのが見えて一安心。そのうち目を離した隙に庭から出ていったようで姿が見えなくなりました。

他の雛に比べて小さいし弱そうなので、ちょっと心配です。無事飛べるようになって元気に育って欲しいです。

 

追記;

孵化した7羽のうち4羽が巣立ってくれました。緑地や公園の樹木では無く住宅地の隙間の狭い裏庭に設置した巣箱なので、この巣立ち率が高いのか低いのかよくわかりません。

ただ、近くの緑地はそんなに広大では無くて餌の確保も大変だっただろうと思うし、巣箱の底内寸も12x10センチと狭めだったので、雛にとっての環境もあまり良くなかったかもしれません。

来年また巣をかけてくれるのを期待して、もう一回り大きな巣箱を用意してあげようと思います。