今となっては最後の100均ショップ、セリアで小型のプライヤーを購入しました。
店頭の棚で見つけた時はノーズ（咥え部）の整形が良くなくて先端が妙に太かったり左右の太さが酷く違っていたりこれはダメかなと思いましたが、荒っぽい仕事用にと一つ購入。
握ってみるとカナメのガタが全くなく開き具合もスプリングの硬さも握り心地もかなりのもので、問題はノーズの形状だけ。模型工作にはそれがいちばんの問題ですが使い捨てレベルの100円工具にそれを要求するのは酷です。
逆にノーズ整形以外これほどしっかりした製品を100円で出しているなんてメーカーは大丈夫なんだろうかと思います。ラベルを見たら新潟県燕市のメーカーでした。
せっかくなのでこのノーズを模型の精密工作用に調整してみることにします。と言ってもヤスリで削るだけ。形状を確かめながら少しずつヤスリを当てて形を整えます。
先端はかなり細くして精密加工できるようにしましたが、材質上強度がないので大きな力を加えると曲がってしまいそうです。
咥える面のギザギザはそのまま残しました。材料の面を荒らすのも使い様です。
工作レベルがその程度だからだと言われると返す言葉がありませんが、蕗狩軽便図画工作部シュレマル工房にはセリアの工具が結構あって機嫌よく使っています。
もちろん全て我流ながら使いやすく調整しています。ニッパーは刃を研ぎ直してあります。安物と言われる道具でも基本構造が大丈夫ならしっかり調整し手入れを怠らなければ想像以上に使えます。
追記；ダイソーやキャンドゥは数百円から千円以上のものが多くなりました。確かに百円では到底おさまらない製品もたくさんあります。しかし100円で手に入るものは、なぜかセリアの方が良いものが手に入るように思います
