蕗狩軽便図画模型工作部日記

ー シュレマル工房 覚え書き ー

自転車のブレーキが効かなくなったので修理に出して取り替えて貰いました

去年の9月から乗っているフォルクスワーゲンブランドの折りたたみ式ミニサイクルは、デザインは良くて気に入っているものの、全体的に各部パーツの質やつくりがあまり良くありません。

特に当初から、後輪のバンドブレーキの鳴きが最近お目にかかったことがないくらいものすごく、また波があって突っかかるようなブレーキの利き方だったので一度見てもらった方が良いかなと思っていたのですが、制動自体は一応ちゃんと効いて安全上問題はないのでそのままにしていました。

急な坂道を上り切った丘陵斜面の住宅地に住んでいるので、ちょっと出かける時にはかなりの距離の坂道の登り下りは普通のこと。

本日、たまの買い物お出かけで急な坂道を下っている最中に、登ってくる車と行き違うためブレーキを引き絞ったら、急に甲高い悲鳴のような鳴きが消えると同時にブレーキがほとんど効かなくなって冷や汗が吹き出しました。

もともと前輪のブレーキも滑り気味なので、必死に左右のブレーキレバーを思い切り引き絞ってなんとか減速し事なきを得ましたが、これは危険です。

車に積んで購入したアサヒサイクルに持って行って状況を説明し相談した結果、後輪のバンドブレーキを新しいものに、前輪のブレーキシューを電動自転車用のものに、部品代実費で取り替えて貰いました。

最初アサヒサイクルはブレーキの効き目はこんなものだと繰り返すばかりでちょっと困りましたが、こうなるまでは車輪にロックがかかるくらい強く制動していたものが、突然ブレーキレバーを目一杯引き絞っても効かなくなって本当に身の危険を感じたことを訴えてやっと理解してもらえた感じでした。

急な長い坂道での使用では、ブレーキ部品が焼けて変質してこういうことが起きやすくなるのかもしれません。

下は交換してもらった部品です。あまり乗っておらずまだ半年しかたっていないのできれいなものですが、バンドブレーキのバンドやドラムを見ても特におかしいところはないように見えます。

よく観察するとドラムの摺動面に一部傷があるのと不規則にサビのような汚れがありました。赤丸内にキズが見えますが、こんなものでも影響があるのかとちょっと疑問です。

またノギスを当てるとほんの少しですが扁平しているようでした。これが波があって突っかかるようなブレーキの利き方の原因だったのでしょうか?ひょっとしたらドラムがエキセン(中心軸ズレ)していたのかも知れません。

前輪ブレーキシューは汚れ以外はそうおかしくは見えませんが、摺動面の表面が高熱で変質しているのかもしれません、

交換修理後メンテナンス整備も丁寧にしていただいたようで、使用状況を見てシートポストを出しすぎると破損の危険があることなどアドバイスも貰えたのはありがたかったです。

早速乗って見たらブレーキが鳴くことも波のある効き方をすることもなくなりました。元通り後輪がロックする状態まで制動します。

しばらくは安心して乗れそうです。ただ急な坂道の制動が続くとまた同じようなことが起こらないとも限りません。用心しながら乗ろうと思います。

追記;

帰ってきて後部荷台を取り付けようとふと見たら、またネジ周りを中心にサビと塗装の剥がれがあちこち出てきていました。

値段相応?とは言え、こんな品質レベルでいいんか? フォルクスワーゲンさん!^^; 

前と同じようにサビ転換剤を出してきて塗り付けましたが今度はどれくらい持つでしょう?