家内が先日から一生懸命、お孫ちゃんのために毛糸のベストを編んでいます。
まるでレース編みをつなげたような手の込んだ編み方で、慣れないので難しくて時間がかかると言いながら飽きずに頑張っています。
途中で席を離れたのでふとみたら、編み針と一緒にクリーミーカスタードバニラヨーグルトの黄色いプラスチック容器が編みかけのベストの上に転がっていました。
なんだこれ? と思ってよく見ると中に毛糸玉が入っています。
家内に訊いたら、「編んでいる途中で毛糸玉が転がってほどけたり猫に遊ばれて困るので、こんなふうに蓋に孔を開けたカップに入れて足下に置いて使うのよ。自分で考えて作ったんだから。蓋の孔の縁に毛糸が引っかからないようにマスキングテープを貼ったりもしたんだから」とドヤ顔。
ほー!と感心。
でもそういう器具とか製品ってあるんじゃない? と訊いたら、あんまり見たことがないように思う、という返事。
編み物、毛糸玉、保持、などで検索してみたら、台付棒のようなものや鉢のようなものの例につづいて、ヤーンボウルという名前の専用の器具が出てきました。
お椀の縁に渦巻き状の溝を掘り込んだもので、中に毛糸玉を入れ溝から毛糸を引き出して使うようです。
こういう器具があるというのを初めて知りました。もちろん家内も初めて知ったようでびっくりしていました。
あまり自分で編み物などしないひとは普通、こういう器具があることは知らないわけです。
なので家内は必要に迫られてヤーンボウルと同じ働きをする器具を作ったことになります。
つまり大袈裟に言えば、ヤーンボウルを再発明した、ということになるのでは、となんだか凄い感動を覚えてしまった気がしました。
追記;
記事公開前に家内に原稿を見せたら、「私のはカバンの中に入れてどこでも新幹線の中でも編み物ができるんだからヤーンボウルなんかよりうんと使えるんよ!」と、クリーミーカスタードバニラヨーグルトプラスチック空き容器再利用製の自作毛糸玉ホルダーがいかに優れた発明?であるかという、更なるドヤ顔のプレゼン^^;があったことを付け加えておきたいと思います。
追記その2;
めでたく完成したたベストです!