蕗狩軽便図画模型工作部日記

ー シュレマル工房 覚え書き ー

横浜みなと博物館 特別企画展示 横浜帆船模型同好会 幕末・明治初期の日本の帆船展を見てきました

シュレくんのようすが気になりますが点滴治療は夕方なので、それまでの間、横浜みなと博物館で開催中の帆船模型展に行ってきました。

急な誘いにもかかわらず横浜在住爺ゲージ仲間の孫娘溺愛じいじが付き合ってくれて、艦船の名前やいわれのことなどいろいろ教えてもらいながらとても楽しく鑑賞できました。

戦艦大和や武蔵に帆船の初代艦があったことを初めて知りました。軍艦のクラスによって命名が河川や山峰、旧国名などと決まっていたそうで、孫娘loveじいじの博識には驚かされます。

帆船模型は、昔から精巧精密なキットが多いと聞いてきましたが、今はレーザーカットなどを使ったオリジナル設計が当たり前のようになっていて、船体内部構造まで忠実に再現した超精密な完全自作品が多いのにも驚きました。

艤装、リグを精密に表現しているものや各部内部構造を見せるカットモデル、クロスセクションカットなど、オブジェに近いものもあって興味を引かれました。

展示は大きな船が中心でしたが中には大砲を一台だけ積んだ小型船もあって、なんだか機銃やロケットランチャーを備えたジープを連想したり、ナローゲージ鉄道模型っぽいテイストにも通じる感じがして好ましかったです。

有名なティークリッパー、カティサークもあって、思っていたほどかっこよく見えなかったのが意外でした。

しかし帰りがけに通路の壁にウォーターラインのシルエットイラストの中にあったカティサークが他の帆船と比べてダントツに美しいバランスの良い形をしているのを発見。この船が有名なわけに改めて納得しました。

船の美しさは海上を航行する姿であってこそのものなのですね。

その他綺麗だなと思った船です。

外輪動力付きスクーナーのお召艦、初代「迅鯨」はあまり性能は良くなかったみたいなことも書いてあってちょっと愉快でした。

下はフランスの訓練用スクーナー。のちに実戦にも投入されたようです。

こちらは創作した架空の船首像「プリンセス シャーロット」。こういう作品もあるのが楽しいです。

灯台コレクションの刺繍作品もありました。

追記;

シュレくん2度目の点滴でした。再度の血液検査は3日ほどたってから改めてとのこと。

先生が言うには、人間なら即入院状態で、ここまで数値が高くなっているとほぼ難しいと……

それでも少しでも楽になるなら良いのでと引き続き点滴注射治療を継続してもらうことになりました。