たまたまKATO HOユニトラックとフライシュマンHOプロフィトラックの道床付組み立て線路を並べて置いて改めてその表現の違いに驚きました。Nゲージもどうなっているのかと一緒に並べて写真を撮ってみました。
ユニトラックは写実的本線線路風でバラストは細かい粟粒を貼り付けたよう、プロフィトラックはレールが太いのに道床は狭くぺったんこでバラストはザクザクの角の立った砕石風の立体的な表現が写実的というよりデフォルメイラスト風です。
また、NゲージのTOMIXファイントラックのバラストは何故か粒の大きさも形状もHOユニトラックのバラストとそっくり。NゲージユニトラックのバラストモールドはHOユニトラックのバラストモールドをそのまま縮小した感じですが塗装で少し雰囲気が違います。
ちなみにNゲージプロフィトラックは、写真で見る限りHOプロフィトラックと同じイメージの造形です。
どの表現が素敵と感じるかは好みによると思います。
蕗狩軽便図画工作部シュレマル工房としてはどちらかというと、道床のプラ部材が分厚くてソリッドかつレールも太くてハイフランジも大丈夫なプロフィトラックとファイントラックが好みです。表現の優劣以前に、丈夫で結構乱暴に扱っても大丈夫だし経年劣化で道床が変形してジョイントパーツが不規則に抜けて困ることもないというのがその理由です。
プロフィトラックはポイントの無電区間が長いのが難点ですが、過剰表現的なザクザクのバラストに痺れます^^;
もうひとつ、蒸気機関車や貨車の積荷の石炭やバラストの表現も昔から気になっています。
なぜか、ゴマの隙間から求肥が覗く安物の胡麻団子みたいなモールドが多いように感じます。
下は日本型Nゲージの石炭ですが、最近の16番の製品でも同じような表現のものを見かけることがあります。
外国型HOではどうなのかなと見てみたら、プロフィトラックのような表現のものと胡麻団子風のものがあるようです。
金型の技術も高くなってきていると思うのに、胡麻団子風表現が今も良くみられるのは、何か理由があるのでしょうか?