古いコントローラー類をしまってあった箱を開けたらこんなものが出てきました。
その昔、まだKATOのサウンドボックスシステムが無かった頃につくって遊んでいた自作サウンドデバイスです。
レース模様のパンチングメタル製アロマキャンドルカップにモバイルデコーダー、サウンドデコーダー、スピーカーを組み込んで、DCCコントローラーでアナログロコをそのまま走らせられるスティームロコ、ディーゼルロコ兼用DCC据え置き型サウンド&モバイルデコーダデバイスの完成です。
家内がチラと見て「あらかわいい。ドラえもんのピノキオみたい」ってかなりショック。一生懸命デザインしたつもりだったのに(泣)「ペンギンさんにも見えるよね」とフォローが入りました。
KATOのサウンドボックスの中身はほぼこれと同じと聞きましたがどうなのでしょう?
使用したデコーダーは Digitrax DH123D と MRC Sound Only Steam Decoder 1665、MRC Sound Only Diesel Decoder 1666 です。
1666は大型ディーゼル用サウンドらしいのですが、本物のディーゼルの音なんて注意して聞いた事ないし、なんとなくそれらしい音が出てりゃいいということで知らんぷりを決め込むことにしました。
回路は下の図のとおり。モバイルデコーダーをスルーしてサウンド無しのDCC車両を走らせることも出来ます。
実際に運転して見ると、テーブルの上くらいの小さなレイアウトでは機関車からサウンドが聞こえなくてもちっとも違和感がありません。よほど大きなレイアウトでない限り機関車にサウンドを積む必要はないのではないかと思えるくらいです。
KATOのサウンドボックスもこんな感じなのでしょう。
左はアナログ機関車、右はデジタル機関車を走らせています。よく考えたらアナログ対応のデコーダーを積んだ機関車ならどちらの方法でも走らせられそうですね。
デジタル、アナログどちらで走らせるにしろ、サウンドの同期にこだわるならいちいち走らせる機関車ごとにモバイルデコーダーとサウンドデコーダーそれぞれのCVの値を適当にいじって調整を行わなければなりません。かなり面倒です。
しかしそんなこと気にしないで気楽にサウンドを楽しめるデバイスとしては、ドラえもんのピノキオの件はともかく、ま、上出来ではなかろうかと自画自賛しています。