蕗狩軽便図画模型工作部日記

ー シュレマル工房 覚え書き ー

先日故障した中華製WiFiスマートスイッチは電気用品安全法にも電波法と電気通信事業法にも適合しないデバイスだったことと、故障した原因はより線のはんだ上げのせいだったこと

先日壊れてしまった中華製WiFiスマートスイッチですが、

sktrokaru.hatenablog.com

 

画像を見られた方から、

・国内規格の認証を取っていない製品ではないか?

・はんだ上げしたより線は異常発熱や火災の危険がある。

というご指摘をいただきました。

壊れたメーカー不詳中華デバイスは捨ててしまってもう手元にないのですが、当時一緒にAmazonで買った中華製スマートホーム機器メーカーSONOFF製品も電源部分にPSEマークはなく無線通信部分にも技適マークは無いようです。

いつものことながらてきとーいーかげんで脇が甘くて反省です。

最近、中華ブランドのスマートスイッチがAmazonでもあまり見かけなくなったのはこういう理由があったのかもしれません。

そういえばSONOFFのスマートホームアプリeWeLink が一時期アレクサのスキルから削除されて使えなくなっていたことがありました。現在は復活しているので手持ちのSONOFFスマートスイッチを使えています。

いまのところSONOFFデバイスが原因で深刻な事故が起きたニュースも聞かないので用心するに越したことはないにしろいましばらくはそのままとして、そのうち国内規格認証製品に交換したいと思います。

 

そして、直接的なWiFiスマートスイッチ故障原因のコードすっぽ抜けは、まさにより線はんだ上げのせいでしょう。

こちらのページ「はんだあげした電線について」を見ると、「はんだ上げされ“締められた” 電線は、そのはんだ部分が長い時間をかけて徐々に変形(塑性変形=もとに戻らない変形)していき、締め付け力が徐々に減少し、締めたはずのところが実質的に緩んでいく」ことが丁寧に説明され、不適とされています。

この通りのことが起こったということですね。深刻な事故が起こらなくて本当にラッキーでした。ご指摘感謝です。

「なお、一部のメーカーでは、スプリングを用いた端子にて、はんだあげした電線も適合電線として使用可能としている場合もあるようです」という記述もありましたが、結論から言ってはんだ上げは厳禁。理想的には圧着端子を使うべきだと反省です。

もとより電気配線の端子には圧着端子を使うように勧められているのは知っていましたが、自分で延長コードやタップを作るときは、結果的に上記ページでお勧めとされている被覆を剥いて撚った線をねじ止め端子に取り付けています。

が、スマートスイッチの場合は基盤直付け端子台の穴が小さかったこともあり、より線がばらけるのを嫌ってついはんだ上げしてしまいました。

交換したスマートスイッチの端子も同様な状況になっていますが、とりあえずはハンダ上げ部が締めネジの圧力で端子台の穴に変形して広がり食いつく状態を期待するくらいにできる限りめいっぱいネジを締め上げました。早めに棒状圧着端子に取り替える予定です。

 

以上、ご指摘いただいた方には感謝の限りです。知らないでいて事故になっていたら大変でした。

また今回のことで知らなかったことをいっぱい知ることができてとても楽しく嬉しく幸せな時を過ごせました。そのことにも感謝です。

 

参考にしたページ。わかりやすかったものをピックアップしました。

PSEとは?~「丸形PSEマーク」と「ひし形PSEマーク」 | (株)グッドグッズ

技適マーク|大塚商会

はんだあげした電線について|豆知識

中国ブランドのスマートホーム/スマートハウス機器はすごい、今すぐなんでもできそう | 電気仕掛けの家

 

参考画像(出典:はんだあげした電線について|豆知識

「お勧めしている接続する電線の形態は、〇印を付けた(A)(D)。△印の(C)は、素線のバラケと、飛び出しの可能性がありますので、あまりお勧めいたしません。」(出典より引用)

 

はんだあげを行った銅線をねじ等で締め付けるときの状況を図式化したものです。  通常は銅の線のみですが、はんだの層(図において、グレー色の部分)が間に入ることになります。」(出典より引用)