蕗狩軽便図画模型工作部日記

ー シュレマル工房 覚え書き ー

はんだ付けは電子工作も鉄道模型工作も錫60%鉛40%ヤニ入り糸ハンダを使っていますというお話です

その昔まだ若かりし時、自分もちょっとは模型工作のベテラン?になってきたぞと夜郎自大の勘違いをしてみみっちいながらも道具工具素材パーツその他に凝って粋がっていた頃、共晶ハンダはもちろん低温ハンダにウッズメタル、銀ハンダに鉛フリーハンダ、銀ロー付けまで手を広げて材料工具をひととおり取り揃え聞きかじったテクニックその他もろもろ足りない脳みそと拙い技能で思いつく限りのことを試して大得意になっておりました。

今思えばそのみっともなさ恥ずかしさに頭から布団に潜り込みシャツの裾を噛み締めて身を捩りまくっていたくなるような黒歴史ではありますが、この歳になってつくづくと気力体力精神力知力コミュ力忍耐力記憶力集中力技術力気迫漢気女子力&やる気の無さを余すことなく自覚した蕗狩軽便図画模型工作部シュレマル工房は、自分レベルのはんだ付けには結局電子工作も鉄道模型工作もなにもかも錫60%鉛40%のいつでもどこでもだれにでも手に入る糸ハンダがいちばんと悟りを開き、特殊な場合を除いてはこれ一本でやっていますというなかなかにてきとーでヘタレなお話です。

まとめると、錫60%鉛40%のヤニ入り糸ハンダはご存知の通り本来は電子工作用ですが有り体に言ってざっとてきとーにHOクラスくらいまでの真鍮模型工作にはたまたまだけど総合点的に見ていちばん使いやすい永遠の初心者向けハンダなんじゃね?という内容です。

蕗狩軽便図画模型工作部シュレマル工房(いちおうZスケールからGスケールライブまで結構な金属工作もやってますので念のため。てきとーいーかげんが本領ですけどあんまりてきとーいーかげんすぎるとうまくいかない場合も多々あるのでけっこう真面目に精進することもあって書いているのはいちおう経験もしくは根拠のある情報ということでご理解を)の場合、ほとんどのはんだ付け工作は必要に応じて適した熱量や形状のコテを、炙り付けでは適した温度と炎の形のバーナー、それに抑え具やクリップなど適切な保持固定用具とフラックスを使うので間に合います。

下ははんだ付け抑え補助具の参考例です。

sktrokaru.hatenablog.com

錫63%鉛37%の共晶ハンダは183℃で瞬時に固相から液相に変化(その逆も同じ)するのが尊くて偉いのだと言いますが、錫60%鉛40%ハンダでも液相になる温度191℃に一気に加熱すりゃ一緒。融解温度183℃から液相化温度191℃まで約8℃の温度上昇に要する時間は適切な熱量のものを使えばはんだごてでもバーナーでもその間大抵2、3秒というところでしょう。どんな組成のハンダでもplastic(可塑)つまりどろどろな状態の温度範囲を越えればサラサラ流れるのは同じ。みな一緒です。

ハンダの量が過分なら縁にはみ出て(立ち上がって)固まるのも同じです。

ナイショの話ですがはみ出たハンダをハンダ吸い取り線を使って取り除いたり後からキサゲで削り取ったりするのが面倒いんでサラサラ状態のうちに思いっきり息を吹きかけて縁に溜まったハンダを吹き飛ばしてしまうなんて荒技もできます。あんまりオススメはしませんけど。

冷えて固まるまでの時間が違うといってもちゃんと適切に保持固定してればそんなの関係ねえ!ですし瞬時に固めたければ水ぶっかければ良し。温度調整でどろどろの状態を利用して肉盛りができる利点の方が遥かに大きいです。

はんだ付け後水洗いでフラックスを落とすのは当然の手順として塗装前の溶剤洗いでヤニも綺麗に除去できます。

(追記(念のための注);どんな組成のと言っても初心者レベルの一般人が普通に手に入れられるような範囲のものを言ってますので念のため。それから加熱する対象はハンダじゃなくてはんだ付けしようとする対象の金属部品でそいつらのハンダを流そうという部分を特に一様にハンダが液相化する温度以上に加熱するという事ですのでこれも念のため。さらにそれからはんだ付けしようとする対象のハンダを流したい部分にはフラックスを塗ってそれがその効果を維持していないと当前サラサラと流れていってはくれませんのでこれもまた念の為。さらにさらにそれからこれがいちばん大事なことですがこの記事で言っているような話は超絶技巧神業職人や高度な技術技能を持つベテランモデラーなどがその持てる技術技能を遺憾無く発揮する上で気にするようなレベルのことなど一切関係なくよーするにてきとーいーかげんな永遠の初心者レベルのモデラーが「おおなんや知らんけど上手いこといくやんけ」程度のレベルではんだ付けする場合のことを言っていますのでこれは特別2段重ねで念のため(大事なことなので2段重ねにしました)。あとまだなんかあったかなー?まあそんなところだろうと思いますがまた出てきたらまた追記したいと思いますのでありますのでまたそこんとこよろしくなのであります。念のため^^;)

共晶ハンダのことについては以前にこちらにまとめてありますのでご興味のある方はご参照を。

sktrokaru.hatenablog.com

なので、すなわち、それゆえに、縦横無尽に超絶技法技能を駆使する工作や大量生産組み立て作業などにはまったく縁のない永遠の初心者モデラー蕗狩軽便図画模型工作部シュレマル工房(と同じ様にてきとーいーかげんで低レベルの方々もと言ったら失礼なという人がいるかもしれませんけれどそういうのに気を回せるようなコミュ力人間力は皆無ですのでそういう人は勝手に機嫌を損ねといてください^^;)には錫60%鉛40%ヤニ入り糸ハンダが最適という結論に達したのでした。細めのヤニ入り糸ハンダはバーナー炙り付けには細かく切って置きハンダにするにも使いやすいです。

一般的に錫60%鉛40%ヤニ入り糸ハンダがいちばん手に入りやすくいちばん普通に普及しておそらくいちばん普通に使われている状況なのはそういうことなのだろうと思います。それはHOスケールくらいまでの真鍮模型工作でもほぼ一緒かと。

ただしあくまでも特定の条件や要求に対応する場合を除いての話ですのであらためてそこんとこよろしくなのであります。

ということで以上、余計なお世話のいらんことしいが呟く、なーんも考えず錫60%鉛40%ヤニ入り糸ハンダを漫然と使っているようにしか見えない蕗狩軽便図画工作部シュレマル工房のようにてきとーいーかげんなお気楽モデラー自己弁護の駄文なのでありました。

 

追記;

てきとーにキーボード叩いて日記ブログに自分のためだけの駄文綴るのって気楽でとっても楽しいです。

万が一誰かが読んでも内容はともかく一応日本語として理解して(あわよくば楽しんで?)はもらえるようにと考えながら文章を書くのはボケ防止に大変よいとおもいます。

それがちゃんとできてるかどうかなんてそんなん知らんけど。

追記その2;

本来てきとーちゃらけいちびり路線でざっくりふんわり大体そんな感じでというお話なのに間違いないよう誤解ないようなものしようとするとやたら長くてめんどくさい文章を付け加えることになって来てしまうの、やだなあ……と

追記その3;

後から思いつくことや書き忘れてたことがポツポツ出てきて書き加え書き直しの連続です。本来自分のためのメモ書きなんですが、こんなことならちゃらけいちびり口調じゃなくてまじめないらんことしい路線でまとめた方がよかったのかもしれません。