実家に帰ったおり、家の修理をするのに道具箱をひっくり返したらこんなものが出てきました。
真鍮の柄のマイナスドライバーです。
たしか物心ついた頃から実家にあった道具です。無理に使ったせいで軸がすこし曲がってしまっていましたがまだまだ現役です。
このドライバー、子どもの頃はすごくお気に入りでした。
というのはごらんのとおり、柄の先端の蓋をはずすと中からサイズの異なるドライバーがつぎつぎと出てきます。
ちょうどロシアの民芸人形マトリョーシカみたいな感じです。
半世紀以上前の道具です。
ひとつひとつ職人さんが手作りで製作した工具なのでしょう。
いまではこんなもの、ただのアンティーク・ガジェットの一つでしかありませんが、みるたびにかつてはこういうものが普通に使われていた時代があったんだなあ、とちょっと感動してしまうような道具です。
追記;おそらく100年は経っていないからヴィンテージ・ガジェット? まあ美術品工芸品には当たらないのでアンティークでもヴィンテージでもなさそうですしレトロとも言えそうにありません。こういうのはどういう位置付けになるのでしょう?