蕗狩軽便図画模型工作部日記

ー シュレマル工房 覚え書き ー

鉄道模型や鉄道おもちゃが見せ場として登場する映像作品のこと

鉄道模型が見せ場として登場する映像作品は、あまり見当たらない気がします。

むかしTMSのミキストで、アメリカだかヨーロッパだかの貴族の館?で爆薬を積んだ列車が衝突しないように次々とポイントを切り替えて走らせて勝負するというシーンのある映画が紹介されていたことがあったように記憶していますが、あれはどういう作品だったのでしょう?

自分が実際に見たことがあって記憶に残っているのは、「ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ!」で、グルミットがものすごい勢いで手に持った箱から線路を自分の前に置いてルートを作っていくシーンですね。あのスピード感のあるストップモーションアニメはもう、最高でした。

ひょっとして、と思って探してみたら、動画がアップされていました。名作です^^; 該当するシーンは11:20あたりからです。


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ほかにも鉄道模型、鉄道おもちゃそのものが主役の短編アート作品ですが、「Toccata for Toy Trains」というアンティーク・ビンテージ・トイ・トレインを使った人形アニメーション風の作品があります。好きなフィルムです。むかしむかしに機芸出版社から直接通販で購入したビデオテープのコレクションです。

なんと、これも検索したら出てきました。名作だと思います。


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追記;

古いTMSを引っ張り出して眺めていたら、こんな記事を見つけました。

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この記事で紹介されているのは、記憶にある爆薬を積んだ列車をぶつけないように次々とポイントを切り替える勝負?が出てくる映画とは違うようです。確かにそう言うのがあったように思うのですが記憶違いでしょうか。

それはともかく当時、出来るものならぜひこの「列車競争」のフィルムを見たいものだなあ、と思ったのは確かです。

インターネットが発達したいまならひょっとしてと思いyoutubeを検索してみたら、驚いたことに一番見たかった部分を編集した動画が出てきました。


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庭園レイアウトに敷かれた急カーブの3線式をぶっ飛ばす列車に思わず見入ってしまうことしばし。それにしてもすごいレイアウトです。コントロールキャブがちゃんと建てられていて、そこからポイント操作をする方式になっていたり、信号や遮断機などのギミックもたくさん組み込まれていて見ていて飽きません。

競争の最中に機関車の動輪が滑る様子を見せたり、ライター車両が出てきたり、初心者向けインストラクションを見ながら車両の調整をしていたり、油さしの先で胸を突いてしまったり、と模型ファンの喜びそうな勘所もしっかり押さえているのが愉快です。

いやー、こんなフィルムがネットで見られるとは、いい時代になったものです。

さらに調べてみると、なんとアマゾンで「Fours a Crowd [DVD] [Import]」として販売されていることがわかりました。この時代のトーキーって独特の雰囲気があるのでどんな話なのか全部見てみたい気もします。でも聞き取りが難儀なのでさてどうしようかと考え中です。

 

追記;

コメントを頂いてスーパーマンリターンズ」に鉄道模型をつかったシーンがあるのを知りました。映画を見ていないのでシーンの背景がわかりませんが、妄想のシミュレーションシーンでしょうか?

この手のシミュレーションシーンに使われる例に、「未知との遭遇」や「バックトゥーザフューチャー3」があったのを思い出しました。他にもありそうな気がします。また、特撮系の映画の見せ場にも鉄道模型が使われることはたくさんあるように思います。

鉄道模型、鉄道おもちゃの魅力をそのまま表現に生かすタイプの作品として、昔の人形劇時代の「機関車トーマス」がありました。マリオネットアニメーションと思っていたからかもしれません。