蕗狩軽便 図画工作日記

ー シュレマル工房 覚え書き ー

都立多摩図書館に行ってきました & TMSコンペ2021で努力賞を頂きました

先日から自分のつくったものの整理に手をつけています。

まずは鉄道模型の自作品からと手をつけたのですが、いつどこでどうやってつくったのかいっさいメモしてこなかったので無茶苦茶ゆううつです。

みなさん自分のつくったもの(つくっているもの)の着手したり完成した日付とか場所とかその他の付随情報とかどこに晒したかとか記録をつけたりしているのでしょうか?

自分が死んだらそんなもの関係ないんだけれど、ガラクタと一緒に突っ込んだままというのはどうも寝覚が悪いので、過去のブログのコピーやときたま写真や記事が掲載されて記念に保存してある雑誌などからメモをつくり始めました。

ところがなんと昔のTMSコンペ努力賞記念品が出てきたのに応募したときのデータシート類の下書きもコンペ結果が掲載された冊子も見当たらず作品が何なのかわからないのが出てきて困り果てました。もうほぼ認知症のレベルです。

仕方がないので図書館に行って当該年度のバックナンバーを確かめようと、初めて都立多摩図書館を訪れました。

ここはほぼありとあらゆる雑誌を蔵書していて閲覧することができます。新しくてものすごく綺麗な充実した設備で図書館員の方々も美人で親切です。利用は予約制になっていてネットや電話で申し込みます。3時間総入れ替え制で当日整理券枠もいくらかあります。貸し出しはできません。

目当ての年の冊子を申し込んで書庫から出してもらいコンペ結果のページを見たら確かに自分の名前と作品名がありました。あーよかった。間違いじゃなかったと安心しました。しかしその作品名を見てもそれがどれだったのかなんだったのか思い出せずに呆然。作品名もレールカーなどという一般的な名称ですし記事や写真が掲載されることもなかったせいかもしれませんがこれには参りました。

そのころはしばらくのあいだいろいろとあってちょっと大変で、趣味以外の記録や記憶も冗談じゃ無く本当に飛んでしまっているものが多くて仕方がないのかも、と明確に特定するのは諦めることにしました。壊したり捨てたりした作品はないはずなのでとても妙な気分で腑に落ちません。本当に困ったことです。

それはともかく、余った時間で図書館の中を一周りして、あまりの書物の質と量になにか恐怖感にも近い感覚を覚えてしまい当惑しました。

大規模書店でもこれくらいの量の書物は並んではいますが十進分類法だけでなく司書さんの技量による棚の配置やディスプレイの方法も関係するのでしょうか、とにかく目に入ってくる本の背表紙の文字の存在感というか、ここに自分の知らない新しい世界の知識と情報と物語が詰まって並んでいる、という感覚が押し寄せてきて圧倒されてしまいそうになりました。

この本を読める能力があれば、その気力と時間とそしてそれを役立てる才能があればとひしひしと感じてやるせない気分になったというほうが正しいかもしれません。

もう一度気を落ち着けて、平常心にもどってから改めてこの図書館を訪れたいと思いました.

 

ところでTMSコンペ2021に応募していた「フェルトバーンのスケッチ風小編成」では努力賞をいただきました。

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TMSとはぜんぜん違う方向性の作品なのでどうだろうかと思いつつの応募でしたのでまあ順当というところなのかもしれません。3Dプリントの欠点を逆手にとった表現手法の試みとして作品も制作記録メモもけっこう頑張ってみたつもりだったのですが。

それにしても、今回図書館で改めて過去のTMSの記事やコンペ入賞作品などを眺めていて、いわゆる正統派の鉄道模型の世界というのは広範かつ詳細な実物知識に基づいた装飾時計機械工芸品的なものが至上でそのキット組み立てや加工製作の技能技量が作品の評価の基準になっているのだなあ、ほとんどアマチュア宝飾機械工芸技巧職人さんたちの技能コンクールの世界に近くなってきているのかもしれないなあというようなことを考えてしまいました。