箪笥のガラス戸棚を整理していた家内がパンチカード式手回しオルゴールを見つけだしました。「オルガニート20」という名前です。楽譜をパンチしたカードを読ませて様々な曲を演奏できるオルゴールです。
40年近く前に銀座の伊東屋で購入したと木箱の内側に書きこんでありました。
あら懐かしい。鳴らしてみようと組み立ててみたらカードを送り出す部分のプラスチック製ローラーが劣化し崩壊していました。
もう現行製品じゃないだろうしスペアパーツも手に入らないだろうなと思いましたが、なんとか3Dプリントでも代替品が出来そうな気がしたので、てきとーに作図してつくってみました。
ただ手持ちのFDM方式のプリンターでは等間隔に突き出た部分がオーバーハングになるため綺麗に整形するのが難しく、斜めに設置してプリントすればサポートが少なくて済むものの積層方向の関係で変な歪みが出る恐れもあります。
なので割り切って垂直方向でプリントしてヤスリ掛けして整形しました。それでもかなり荒れが目立ちますが実用上差し支え無いないのでヨシとしました。
早速ハッピーバースデーのカードを差し込んで試し演奏。ちゃんとカードを読んで綺麗な音で奏でてくれました。
追記;
ふと思いついてネットを検索したら、「オルガニート愛好会」というサイトが見つかりました。
まだまだ現役の製品で愛好されている方がたくさんいるのですね。
様々な曲をオルゴール向けに編曲して紹介したりオルガニート用カードを販売されている「やさしいオルゴール」というサイトもみつかりました。
たくさんの曲のカードが販売されています。そのうちいくつか求めて孫がもう少し大きくなったら一緒にパンチして演奏してみたいと思います。