随分と昔の製品ですが、ウルトラライト ヘリコプター(LEGO 42057 Ultralight Helicopter)はお気に入りでずっと棚に飾って、時々動かして遊んでいました。
製品名はヘリコプターとなっていますがこれはジャイロコプターですね。
メインローターとピストンが動く2気筒エンジンに直結した推進プロペラが連動して回転し、垂直尾翼もリンク機構で向きを変えられるという、メカ好きには堪えられないモデルです。
ちょっとごちゃつき気味のデザインには賛否両論ありそうですがこれがレゴテクニックのテイストだと思えばそれも魅力のうちと強引に解釈します。
ところでこのギヤ連動機構ですが、ちょうど機体の中央下面に大きめのギヤが配置されていて、これを指で回すとローターやプロペラが回る仕組みになっています。
そこでふと、このギヤをモーターで回せないかな?と思いつきました。
でも思いついただけでそれからずっと何年間もほったらかしで、先日ふいに思い立ってブロック収納箱からてきとーに使えそうなパーツを拾い出し、現物合わせでモーターを組み込んだ展示ベースを組み立ててみました。
テクニックパーツを利用してそれらしくカッコよい前傾姿勢でギアが上手く噛み合うようてきとーに設置固定します。
30年近く一度も動かさなかったモーターは通電してもしぶしぶという感じで弱々しくしか周り出さずどうなることかと思いましたが電池ボックスやコードコネクタの接点をクリーニングしてしばらく回し続けるとかなり回復。
めでたくモーターライズに成功し、スイッチを入れるとエンジンのピストンを上下させながら勢いよくメインローターとプロペラが回転する勇姿をたのしめるようになりました。
なかなかの自己大満足です。
追記;
随分と昔に買ったものだと思っていたのですが、調べたら2017年リリースの製品でした。遠い昔のことのように感じていたのにそんなに昔のことじゃなかったということにおどろきました。
最近は20年前、30年前からつくりかけてほったらかしのものを引っ張り出して手を入れ始めたり、それこそすることが多いので余計にそういうふうに感じるのかもしれません。
追記その2;
よく考えたら、ジャイロコプターの場合前傾姿勢というのはあまり良くないのかもと、思い当たりました。ジャイロコプターのローターは下側からの風を受けて受動的に回って揚力を発生するものなので、こういう姿勢になるにはかなり特殊な場合なのだと思います。
でも製品名はヘリコプターだし、何よりこの姿勢の方がかっこいいからこれでヨシとします。