蕗狩軽便 図画模型工作部日記

ー シュレマル工房 覚え書き ー

キッチンシンクの水道栓の取り付け部修理

トイレなどの水回り工事で悪質な業者にすごい金額を請求されるという事件がたくさん起きているという話を聞き、以前キッチンの水栓の修理をしたのを思い出したので、そのときの記録を引っ張り出してみました。

 

2018年1月13日 (土)

キッチンシンクの水道栓がいきなりグラグラになって慌てました。シンクの下の棚を外して内部をみたら水道配管の周辺にサビが散乱。首を突っ込んで取り付け部を見てみると、水道栓の付け根から水が入り込んで水栓取り付け部の板と固定座金がすっかり腐ってしまっていました。

水が垂れたまま放っておくような使いからをするから……などと言っても逆ギレされるだけですし、そもそもそういう事も想定して施工されているはずでしょうし、この辺りはなんだか微妙です。

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家を建てた業者に連絡して修理をお願いし、製品の品番を調べたり現状写真を撮って送ったり下請けの業者ともやり取りして費用を見積もって貰ったら、5万円くらいとのこと。

水栓が生産終了になっているので部品がなく水栓ごと取り換えるのと、取り付け部の補強工事をしなけらばならないのでこれくらいかかるということでした。

「これって当初の取り付けも悪かったのじゃない?すこしくらいは業者が費用負担してくれてもと思うのに」と家内が嘆くし、水栓自体にはなんの問題もないので、自分で取り付け部の修理をしてみることにしました。

まずホースを外し、ボロボロに錆びて固着した固定座金とボルトをカナヅチで叩いて抜き取り、水栓を取り外します。

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取り付け穴の周りのパーティクルボードはぐずぐずに腐っていたので瞬間接着剤を染み込ませて固めたあとエポキシパテで欠落部分を埋め、コンパネの補強板を取り付けます。

座金のサビを落としたら元の形状の半分くらいしか残っていないのが判明。このままでは使えないのでホームセンターで見つけた天井電灯吊り下げ金具を接着してなんとか使えるようにしました。

使った材料と道具類です。

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オリジナルの白い発泡ウレタンのパッキンはペシャンコになっていたので、ホームセンターで見つけたゴム製のものを使いました。

取り付け面裏側はこんな感じです。

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使ったパッキンが少し厚すぎて付け根の金具が浮き上がってしまったのでバスコークで隙間を埋める予定です。

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半日以上時間を使ってしまいましたが、掛かった費用は1500円くらい。当初の5万円の見積もりよりうんと安く上がったので嫁さんは大満足ですし、私は私で嫁さん公認の上に手伝ってまでもらってDIYを楽しめて大満足?でした。

面白かったのは、下請けの水栓メーカー修理業者に修理依頼キャンセルの電話をしたら自分で直した事を全然信じてもらえなかった事でした。別の業者に頼んで他メーカーの水栓に取り替えてもらったのだと思われたようで、今の水栓をそのまま使って取り付け直したのでこれをずっと使うつもりですし、これがダメになった時にはまたよろしくお願いしますと言ったら、うちの製品を使って頂いて有難うございます、と返されてびっくりしてしまいました。