スウェーデンの博物館所蔵の馬の玩具をリデザインしたという 3Dプリント用データを見つけてつくってみました。
とても好ましい形が気に入ってつくり始めたのはよかったのですが、 自分の使っている3Dプリンターではなぜかうまく出力出来なくて整形が大変。組み立てが難しいうえに、あちこち干渉して動いてくれません。
念のためと作品の画像や動画をよく見直して困ったことに気づきました。
Trotting horse toy Solidworks 2013 animation
おもちゃですから足の運びが多少妙なのはまあ良いとして、後ろ足の関節の向きが逆なのです。
これだと人間が二人ウマのかぶり物をかぶって歩いているように見えてしまいます。
そのまま作ったのが下の動画です。
正しい向きに直したのがこれです。パーツの関節部分を切ったり削ったりして強引に曲がる方向を変えていますが、クランクと関節の位置関係がずれてしまうので足先の向きと動きが少し変になってしまいました。
あまり動物を見ない人には良くある間違いなのかもしれません。
サイトに作例をアップしているフォロワーさん達も誰も何も言っていません。
スウェーデンの博物館にあるオリジナルも間違っているのだろうか?と妙な疑問を持ってしまいました。でも100年も前の馬が生活の中に身近にいた頃のおもちゃだというからきっとそんなことはないとおもいます。
考えてみたら鳥の足を4本描くくらいに変なことのようにも思うのですが、こういうことを気にするのはひょっとして自分の感覚の方が普通とズレているということなのでしょうか?
追記;
線路を走るものはすべて「でんしゃ」でOKだし、 キハ82系と181系の先頭車を編成の両端に付けて走らせてもぜんぜん気にならないし面白くてカッコいい(実際、むかし車両がバラ売りだった頃はそうやって遊んでました)とさえ思っているヒトなのに、法面や石垣の勾配とか曲がった桁橋とか空中を斜め一直線に落ちる滝とか森の枝葉の付き方や植物の生え方とか動物の足の関節の向きとか、他のひとから見たら、そんなどうでもいい細けぇことをいちいちうっせぇんだよ!と文句を言われそうなことばかり気になるというのはなかなかに難儀です。
追記2
この馬さんのシルエットは良くできていて、農耕馬のペルシュロン種の写真から起こしたデザインだと思います。足の動きを直して自然な歩みをするおもちゃにしてあげたいと思い、台車部分を中心にリデザインして設計作図を始めました。うまくいけばGゲージの線路で走らせることもできるかもしれません。