思うところあって、まえにつくった「くるくるくるりせんろ」よりも、ドッグボーンらしいシンプルな線路配置にしてみました。
最初は直線部分をガントレットにして作り始めたのですが、カーブがきついのでフランジでショートしてしまい、このかたちに落ち着きました。
くるりくるりとまわる動きが楽しくて、いつまでも眺めていられます。
でももうちょっと楽しく遊べるようにしたいなと一工夫。
少し見目よくしてあげようと、コルク板を貼り付け、KURURI KURURI SENRO の銘板も取り付けました。
左側の位置にギャップを切って、その部分をコルクで舗装。くるりと一周するとコルクのプラットフォームで機関車が停止、プッシュボタンを押してやれば動き出すというアイデアです。
でも、この超ミニドッグボーンレイアウトをくるりくるりと走る姿がおもしろいのに、毎回プッシュボタンを押すのは面倒くさいし、タイマーで一定時間走らせるのもいいかな、と考えたりしていましたが、拍手の音でスイッチオンするデバイスをネットで発見。
おお、こいつと組み合わせてみたら面白そう。ということでちょっと頑張ってみました。
どうせなら普通のアナログコントローラーとしても使えるようにしたいし、半田付けしている途中で、くるりくるりせんろのような特殊な構造だけでなく、単にクラップオンした後一定の時間で電源が切れるというタイプのコントローラーとしても利用できるようにしようと思いついて欲張ったので、何度も配線のやり直しで、うんざりするくらいの時間がかかってしまいました。
途中でいくら考えても混乱してきて、これは認知症の症状が進んできたんではないかと、かなり不安な状況に……
冗談(でもないか?)はともかく、最初にちゃんと設計図配線図を描かずにつくると、ほんととんでもないことになります。でも夢中になってパズル遊びをしているような気分にもなるので、まあ良し悪しですね。
タイマー回路と音声スイッチ基盤を組み合わせ、それにシンプルトランジスタコントローラーの回路を加えてまとめてあります。通常のコントローラーとしての使用の為とクラップオンタイマー(2分まで)機能つきコントローラーとしてくるりくるりせんろ用の為に、通常の出力ジャックと専用出力の二系統を用意しました。
ケースは100円ショップで手にいれた木製の小物箱です。ちょうどいい大きさですし、くるりくるりせんろのデザインとも合って、なかなか好ましい感じです
コントローラーの近くでパンと手を打ち合わせると走り出し、数周するとコルクのプラットフォームの位置で停止。また手を叩くと走り始めます。大きな声で「わあっ!」とか「発車!」と言っても大丈夫です。